今日は祭日で株式相場は休みです。相場の無い日は退屈で時間を持て余しています。そこで今日は、政治を題材にした新作落語を作ってみることにしました。この話はどこかから届いたような情報ではありません。従って根拠は何もなし、ただの妄想男の作文です。
この物語はアメリカから始まります。「日本人は1800兆の金融資産をもった国民である、この国にカジノを作って、この金の一部を吸い上げたい」このようなことを考えているヤクザの親分がいました。日本でいえば清水の次郎長か、黒駒の勝蔵と言ったところでしょうか、この男は世界にカジノを作って闇の金を世界の暗黒街から吸い上げている事業家であり、金持ちである。この人がアメリカの最高権力者にこの事を相談した。「勤勉で生真面目な国民の日本に、そのような博打場を作るには、日本の国会を動かし法律の制定から始めなければならない、金がかかるぞ、どれだけの金が用意できるのか」このような会話を交わす2人の仲は、仲良しでヤクザの親分は時々この権力者に小遣いを渡している間柄である。
この話はすぐにまとまって実行に移すことになった。幸いにも、このアメリカの権力者には日本に何でも聞いてくれる友人がいた、友人と言うよりもジャイアンとのび太の仲である、もちろん日本の方がのび太である。
「国民への説明は、外国から沢山の金持ちを呼び込んでその地域の活性化を図る」これで説明はつくだろうと、のび太に知恵をさずけた。のび太はジャイアンに言われるままに国会を動かし「カジノ法案」を成立させた。野党はつべこべと文句を言っていたが数の力で押し切った、しかしどこからか分からないが、ジャイアンがヤクザの親分に言って用意させ、あちこちに配ったお金の一部が法律の制定に反対していた野党の連中にカギつかれた、そして与党議員の逮捕にまで発展した。
しかし世界を股にかけて金儲けをする連中は、日本の野党議員たちよりも頭は切れている。このようなことは最初から想定の範囲だ、そして日本の国会を動かした人達に配られたお金は、様々なルートに分かれている、めったなことで本体ルートに火の粉が及ぶようなことはない。野党議員がつかんで喜んでいるのはトカゲのしっぽである。言い方を変えれば野党議員の前に一匹のトカゲを放った、こちらの方かもしれない。
本日の新作落語はここまで、2/8の「マラソンが札幌に決まった本当のわけ」と読み合わせながら楽しんでください、時々このような面白い話を作って書きます。 田吾作80より