田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中の唐辛子の苗の植え付けを紹介する。」
「唐辛子は中央アメリカから南アメリカが原産でナス科トウガラシ属の植物である。」
「2月下旬に種まきをした唐辛子は順調に育苗できたが、日照不足の場所に苗を植え付けたところ品種によって生育に大きな違いが表れた。」
「唐辛子は2種類の品種を栽培している。」
「品種名は南部大長南蛮、光輝である。」
南部大長南蛮
光輝
唐辛子の栽培カレンダー
田吾作「これは唐辛子の栽培カレンダーだ。」
「唐辛子は2月下旬から5月中旬に種まきをして、4月下旬から6月上旬に苗を植え付け、6月上旬から10月中旬に収穫期を迎える。」
「日照条件は日当たりが良い環境が適している。」
「水やりは乾燥と多湿に弱いため、土の表面が乾いたら適度に水を与える。」
「肥料は苗を植え付けてから約2～3週間の頃に1回目の追肥を施し、その後は約2～3週間に1回の間隔で追肥を施す。」
唐辛子のスコヴィル値
田吾作「唐辛子の辛さを計る単位はスコヴィル値と呼ばれていて、辛味成分のカプサイシンの割合を分析することで品種による違いを表している。」
「これは1912年にアメリカの化学者で薬剤師のウィスバー・スコヴィルが考案した数値で、製薬会社で働いていた頃に発案した味覚テストが由来だ。」
「元々は被験者の主観に頼って測定していたが、舌が辛味に慣れて冷やすなどの処置が必要でカプサイシンの割合は正確なものではなかった。」
「そして近年に高速液体クロマトグラフィーを使用することで、カプサイシンの含有量を電気などで測定するジレット法が開発された。」
「現在では機械で測定したカプサイシンの含有量をスコヴィル値に変換して表記しており、品種によってはサイヤ人の戦闘力のようになっている。」
アイリスオーヤマ: ベジタブルプランター 680 テラコッタブラウン
田吾作「これはアイリスオーヤマのベジタブルプランター 680 テラコッタブラウンだ。」
「土作りのベースにはサンアンドホープの花と野菜の土 プレミアム培養土を使った。」
「土壌殺菌剤は住友化学園芸の石原フロンサイド粉剤を使って殺菌と消毒をした。」
「土壌改良剤はサンアンドホープのバーミキュライトを使って保水性と排水性と保肥力を向上させた。」
「連作障害の対策はヤサキの連作障害ブロックW、朝日アグリアのハイパワーたい肥を使った。」
シンワ測定: 土壌酸度計A
田吾作「唐辛子の栽培に適した土壌の酸度は6.0～6.5pHだ。」
「土壌の酸度は朝日アグリアのハイパワー苦土石灰を使って弱酸性に調整した。」
「農薬は住友化学園芸のベニカXガード粒剤を使って害虫と病気の予防をした。」
「有機肥料はサンアンドホープのぼかし完熟有機100%肥料を施した。」
「化学肥料は朝日アグリアのカルシウム肥料、アミノール化学研究所の微量要素8、住友化学園芸のマイガーデン粒状肥料を施した。」
田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中の唐辛子の苗の植え付けだ。」
「唐辛子は南側のベランダで最も日照不足の場所にプランターがあるため、関東地方より日照不足の東北地方と韓国の品種を栽培することにした。」
「南部大長南蛮は育苗スペースで開花して結実するほど生育が良かったが、プランターに植え付けたところ日照不足が原因で枯れてしまった。」
「その一方で光輝は枯れていないため、やはり韓国の品種は日照不足の環境に適応する性質があって田吾作ファームに適しているようだ。」
「田吾作ファームの唐辛子の栽培は続く……。」
