田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のジャガイモの収穫 ①を紹介する。」
「ジャガイモは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」
「2月中旬に種まきをしたプチじゃがという品種のジャガイモは4粒が発芽して植え付け、順調に育っていってたくさん収穫できるものと思われたが……。」
「ジャガイモは15種類の品種を栽培している。」
「品種名はプチじゃが、下栗芋、男爵薯、メークイン、キタアカリ、ベニアカリ、トヨシロ、十勝こがね、北海こがね、インカのめざめ、インカのひとみ、インカルージュ、グラウンドペチカ、ノーザンルビー、シャドークイーンである。」
シャドークイーン
ジャガイモの栽培カレンダー
「ジャガイモ (春植え) は2月中旬から3月下旬に種まきをして、3月中旬から5月上旬に苗を植え付け、6月下旬から7月下旬に収穫期を迎える。」
「日照条件は日当たりが良い環境が適している。」
「水やりは乾燥に強くて多湿に弱いため、土の表面が乾いたら控えめに水を与える。」
「肥料は草丈が約10cmの芽かきの頃に1回目の追肥を施し、草丈が約30cmの花の蕾が付いた頃に2回目の追肥を施す。」
「ただ多くの品種は受粉能力が低くて結実する能力は失われており、果実は落果しやすく完熟することは稀で食用には適していない。」
「果実には種子が入っているが、1粒ごとに遺伝的な性質が違っていることから、一般的には種芋を植え付けて同じ品種を栽培するようになった。」
「また種子から栽培して収穫した芋は小粒で、親株の大きさまで育てるのに約3年ほどかかるため、食用としての生産性は種芋から栽培するよりも低い。」
「そのため種子から栽培する場合は品種改良に限られており、長らく食用を目的に種子から栽培する品種は存在しなかった。」
登録年月日: 不明
登録番号: 不明
でん粉価: 不明
食感: 不明
肉質: 不明
「芋の直径は約3~5cm、重さは約40~150gで小粒なものが多い。」
「形は楕円形、表皮は茶色、果肉は黄色、煮崩れについては不明だ。」
「栗ジャガイモのようにおいしく、芽が少なく肌艶がきれいで切らずに調理することができる。」
「病害虫抵抗性は特にないので、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」
田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のジャガイモの収穫 ①だ。」
「プチじゃがは順調に育苗できて3月中旬に苗を植え付けて栽培していたが、芋になるはずの地下茎がたくさん伸びた割には全く収穫できなかった。」
「そもそもジャガイモは種から育てるのが難しく、種芋のように容易に萌芽して育っていくわけではないので栽培の難易度がかなり高いのだ。」
「今年度は昨年度に続いてプチじゃがの栽培に失敗してしまったが、種から育てる品種は非常に珍しいので秋ジャガイモで再び栽培に挑戦する予定だ。」
「明日の記事ではジャガイモの収穫 ②を紹介する。」