田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中の枝豆の品種を紹介する。」



「枝豆は東アジア原産でマメ科ダイズ属の植物である。」



「大豆を未熟な状態で収穫したもので、日本にも自生しているツルマメが原種だと考えられており、日本書記 (693年) にも五穀として記載されている。」



「日本では古くから枝豆が食べられており、江戸時代には夏になると路上に枝豆売りの姿があって、現代のファーストフードのように食べ歩いていた。」



「当時は枝に付いたまま売られていたことから枝付き豆または枝成り豆と呼ばれ、それが枝豆の名称の由来になったと言われている。」





枝豆の種類





田吾作「枝豆は古くから日本各地で栽培されており、1971年 (昭和46年) には初めて専用の品種が生まれて現在では400種類以上の品種が存在している。」



「白毛種は粒が中くらいのサイズで、莢には約2~3粒の豆が入っており、大粒で甘味に富んだ品種が好まれていて日本各地で栽培されている。」



「茶豆種は主に東北地方で栽培されており、白毛種より香りと甘味が強く風味豊かで、莢には約2粒の豆が入っていて山形県のだだちゃ豆が有名だ。」



「黒豆種は兵庫県の丹波地方で栽培されており、莢と豆が黒っぽく、香りが良くて味が濃く甘味に富んでいて丹波の黒豆が有名だ。」



「食べ方は定番の塩茹での他に、硬い枝豆を焙煎した『焼き枝豆』や、枝豆を潰して餅状にした『ずんだ餅』などの様々な料理に利用されている。」





外国の枝豆





田吾作「近年の健康志向に伴う日本料理ブームで、枝豆は2000年頃から外国人が好きな日本食の上位にランクインするほど人気がある。」



「2013年にGoogleで検索された日本食ランキングで、1位はSushi、2位はEdamane、3位はRamenと、枝豆はラーメンを超えた人気があるのだ。」



「観光や仕事などで来日した外国人が好んで食べる傾向があり、アメリカではスポーツ観戦で競技場内の売店などで販売することが多くなってきた。」



「また食育の一環としても利用されており、野菜が嫌いな子供にとって自ら皮を剥いて豆が飛び出るというユニークな食べ方が好評なのが理由だ。」



「外国では主に冷凍の枝豆が出回っているが、塩茹でするだけで簡単に食べられるので外国人にとって最も身近な日本食だと言えるだろう。」





サカタのタネ: 天ヶ峰





田吾作「これはサカタのタネの天ヶ峰という白毛種の枝豆である。」



「極早生では珍しく3粒莢が多い収穫量が抜群の白毛種の枝豆だ。」



「枝ごと束ねて出荷する方法と、莢を手もぎする方法との両方に適している。」



「トンネル栽培や路地の早まきに適していて、プロの生産者もハウス栽培の早まきに使う品種だ。」



「病害虫抵抗性は特にないので、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」





サカタのタネ: 夏の声






田吾作「これはサカタのタネの夏の声という茶豆種の枝豆である。」



「風味が良くて、甘味があり、食味が極めて優れた白毛の中早生茶豆だ。」



「莢つきが良く、約2~3粒の莢がたくさん採れる。」



「莢は濃緑色で、茹で上がりの色が冴える。」



「病害虫抵抗性は特にないので、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」





タキイ種苗: 丹波黒大粒大豆





田吾作「これはタキイ種苗の丹波黒大粒大豆という黒豆種の枝豆である。」



「種皮にロウ質粉を被る大粒黒豆で、京都や兵庫の山間部の特産品だ。」



「分枝数が多く、草丈は低めの晩生種で、草勢旺盛で収穫量が多く、特に粒の揃いが良い。」



「品質を良く正月用の煮豆に最適で、若採りすれば枝豆としても楽しむことができる。」



「病害虫抵抗性は特にないので、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」










田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中の枝豆の品種だ。」



「枝豆は他の種類の豆より癖がなくてヘルシーで食べやすく、食中毒の心配がなく、調理方法は塩茹でするだけで簡単なのが世界的に好評の理由だ。」



「外国でも大豆の生産量は非常に多いが、多くが家畜の飼料や油脂やバイオディーゼル燃料などに利用されていて食用に使われることは少ない。」



「そんな大豆を多種多様に利用して日本料理に活かしてきた日本人の知恵は素晴らしく、これからも枝豆は世界的に食べられていくことだろう。」



「皆さんも家庭菜園で枝豆を栽培しては如何だろうか?」




















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