田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のメロンの品種 ①を紹介する。」



「メロンはインド原産でウリ科キュウリ属の植物である。」



「原産地のインドから西洋に伝わった品種郡をメロンと呼び、東洋に伝わった品種郡は瓜 (ウリ) と呼ばれている。」



「現代のように甘いメロンができたのは14~16世紀のルネサンスの頃で、それまでは甘味が少なかったため野菜として扱われていた。」



「本来は温暖な気候を好むウリ科であるにも関わらずメロンが暑さに弱いのは、冷涼な気候のヨーロッパで品種改良されたのが理由だ。」





メロンの種類





田吾作「メロンの果肉の色は主に赤肉種と青肉種と白肉種があって、更にビニールハウスで栽培する温室メロンと露地で栽培する露地メロンがある。」



「赤肉種の代表的な品種は夕張メロンで、一般的に高級メロンとして扱われることが多い。」



「青肉種の代表的な品種はアンデスメロンで、見た目の美しさと味と庶民性を兼ね備えている。」



「白肉種の代表的な品種はハネデューメロンで、外国から安価に輸入されるメロンだ。」



「この他に西洋種のメロンと東洋種のマクワウリを交配させたプリンスメロンがあって、メロンは温暖な気候の日本で栽培できるようになった。」





雑草メロン





田吾作「古い時代に日本に伝わったものは雑草メロンと呼ばれていて、果実の直径は約2~5cmで、現在でも西日本の島嶼部などに自生している。」



「この雑草メロンは野生種の面影を残しており、苦味が強くて甘味はなく食用には適していないが、どのように品種改良したのか伺うことができる。」



「主に北九州地方に分布していることから中国や朝鮮半島を経由して伝わった可能性が高く、山野では自生できないので畑の雑草として生育してきた。」



「雑草メロンの種は弥生時代以降の遺跡で発掘されることがあるため、祭祀用や観賞用として栽培された可能性がある。」



「原産地のインドから遠く離れた日本で昔からメロンが自生してきたのは意外かもしれないが、現代のおもちゃかぼちゃのような扱いだったようだ。」





タキイ種苗: レノン





田吾作「これはタキイ種苗のレノンという赤肉種のメロンである。」



「低温期の栽培でもツル伸びが良く、肥大性が優れていて着色が安定しているため早まきが可能だ。」



「種子部が小さくて皮際の緑色部が少ないため、果肉が厚くて日持ちが良く市場性が高い。」



「果形は高球形で果揃いが良く、太めのネットが安定して発生するため秀品率が高い。」



「病害虫抵抗性はつる割病 (F0、F2) に抵抗性、うどんこ病 (PM) にも強い。」





タキイ種苗: パンナTF





田吾作「これはタキイ種苗のパンナTFという青肉種のメロンである。」



「高温期の収穫でもツル持ちが良く、トンネル栽培に適している。」



「果形は球形でネットが早く密に発生するため秀品率が高い。」



「肉色は黄緑色で肉質は固めのため日持ちが優れている。」



「病害虫抵抗性はつる割病 (F0、F2) に抵抗性、うどんこ病 (PM) にも強い。」










田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のメロンの品種 ①だ。」



「レノンは赤肉種のメロンで、夕張メロンのように果肉がオレンジ色をしており、家庭菜園で栽培できる高級メロンとして魅力的な品種だ。」



「パンナTFは青肉種のメロンで、アンデスメロンのように果肉が黄色をしており、従来のパンナより耐病性が強くて家庭菜園でも栽培しやすい品種だ。」



「これらの品種は冷涼な気候を好むため高温多湿の夏を迎える日本での栽培は難しいが、高級感と庶民性を兼ね備えたメロンの傑作だと言えるだろう。」



「明日の記事ではメロンの栽培品種 ②を紹介する。」

















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