「トマトは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」
「草丈が高くなるイタリア原産の品種は、南側のベランダに設置した鉢にオベリスクを立てて投光器で光を補って栽培することにした。」
「トマトは30種類の品種を栽培している。」
「品種名はレジナ、レジナエロー、ぷちっ娘レッド、ぷちっ娘オレンジ、ぷちっ娘イエロー、トマト大王 (トレーディングタイプ)、トマト大王 (スタンディングタイプ)、マンマミーア、シュガリーテール、ホームルビー、ジャングル、シシリアンルージュCF、トスカーナバイオレットCF、ブラッディタイガー、ピッコラカナリア、ナポリターナカナリア、サリーナエメラルド、ミニキャロル、キャロルロゼ、オレンジキャロル、イエローキャロル、アイコ、プリンセスアイコ、チョコアイコ、オレンジアイコ、イエローアイコ、シンディースイート、シンディーオレンジ、ホーム桃太郎EX、桃太郎ゴールドである。」
田吾作「南アメリカから伝わったトマトの品種改良を半世紀に渡って力を注いできた人物にイタリア人の育種家にマウロがいる。」
「マウロは『育種家の頂点は画家である。』という信念を持ち、豊富な知識と感性を駆使してトマトの品種改良に取り組んできた。」
「画家が日々キャンバスに絵を描くように、マウロもトマトの味にこだわって交配を繰り返し品種改良するのが日常だった。」
「それは時間と場所を選ばない芸術家のインスピレーションのようなもので、深夜であっても自宅の裏庭の圃場に飛び出してアイデアを形にした。」
「現在は息子のカルロが父親の足跡を辿って育種家の道を歩んでおり、おいしくて美しく楽しいトマトの品種改良に取り組んでいる。」
「果実の重さは約10~15g、形は丸型、果皮は緑色、果肉は緑色だ。」
「糖度は約8~10度、登熟初期から甘味が乗るので収穫しやすく、割れにくいので出荷もしにくい。」
「イタリアにある緑色の島、サリーナ島をイメージしたエメラルドのような美しい緑色をした縦型のミニトマトだ。」
「病害虫抵抗性は葉かび病 (Cf-9)、半身萎ちょう病、トマトモザイクウイルス (ToMV Tm-2a) に抵抗性を持っている。」
田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のトマトの品種 ⑧だ。」
「ピッコラカナリアはイタリア原産のミニトマトで、楕円形でオレンジ色の果実がかわいらしく、ベータカロテンが多く含まれているのが魅力的だ。」
「ナポリターナカナリアはイタリア原産のミニトマトで、ピッコラカナリアと姉妹品種のようで食感がサクサクしているのが特徴だ。」
「サリーナエメラルドはイタリア原産のミニトマトで、完熟しても果実が緑色のままなので収穫期の見極めが難しいかもしれない。」