田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中の山芋の品種 ①を紹介する。」



「山芋は熱帯から亜熱帯が原産でヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物である。」



「名称は里で栽培する里芋に対して、山に自生していることから総称で呼ばれるようになり、主に自然薯や長芋や大薯などを指している。」



「地下にできる根茎 (芋) を食用にし、漢方では山薬、民間療法では山うなぎと呼ばれるほど、古くから滋養強壮に効果的な食材として扱われてきた。」



「芋の部分は磨り下ろすと粘性が強くなってとろろになるが、シュウ酸カルシウムという毒物を含んでいるため痒みが生じることがある。」





山芋の種類





田吾作「山芋は古くから日本各地で栽培されていて種類が豊富で名称が複雑なため、何が違うのか特徴が分かりにくいかもしれない。」



「自然薯は日本原産の山に自生している野生種で、形は細長く、旨味と粘りが濃く、約1~2cmくらいの小さなムカゴができる。」



「長芋は中国原産の栽培種で、形は円筒形、自然薯より水分が多くて旨味と粘りは薄く、約1~2cmくらいの小さなムカゴができる。」



「大薯は東南アジア原産のヤムイモの一種で、形は不揃い、表皮と果肉は白色と紫色があり、旨味と粘りが濃く、ムカゴはできないものが多い。」



「カシュウ芋は東南アジア原産で、別名では宇宙芋と呼ばれており、約5~8cmくらいの大きなムカゴができて地下の芋も食べることができる。」





ムカゴ





田吾作「ムカゴとは自然薯や長芋などのツルにできる肉芽のことで、地下の芋と同様に初夏に採取する山の幸として食用にされる。」



「一般的な植物は多くても2種類の繁殖方法を持っているが、自然薯や長芋などは種とムカゴと芋の3種類の方法で繁殖する性質を持っているのだ。」



「ムカゴの大きさは約1~2cmほどで、加熱するとホクホクした食感になるので、一般的にはムカゴご飯などにして食べることが多い。」



「またカシュウ芋のムカゴは約5~8cmと巨大で、隕石のように見えることから宇宙芋、英語ではエアーポテト (Air Potato) と呼ばれている。」



「ただ全ての山芋にムカゴができるわけではなく、つくね芋やイチョウ芋などのようにほとんどできない品種もある。」





短形自然薯





田吾作「短形自然薯は日本原産の山芋である。」



「自然薯を短くした改良種で、野生種は芋の長さが1mを超えることがあるが、短形種は約30cmほどで栽培しやすい。」



「旨味と粘りが強く、タンパク質やビタミンやミネラルや消化酵素アミラーゼなどを豊富に含んでいる。」



「初夏に茎に約1~2cmほどのムカゴが付いて食べることができる。」



「病害虫抵抗性は特にないので、種芋を消毒してから植え付け、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」





トロフィー1066





田吾作「トロフィー1066は日本原産の山芋である。」



「長芋を短くした改良種で、一般的な品種は芋の長さが1mを超えることがあるが、短形種は約30cmほどで栽培しやすい。」



「従来の長芋と比べて旨味と粘りが強くて変色が少なく、芋の直径が太く、長さが短くて徳利型なので収穫しやすい。」



「初夏に茎に約1~2cmほどのムカゴが付いて食べることができる。」



「病害虫抵抗性は特にないので、種芋を消毒してから植え付け、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」










田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中の山芋の品種 ①だ。」



「短形自然薯は野生種のように長くならないので家庭菜園で栽培しやすく、食用は通信販売などで長い品種より安価に販売しているのでお買い得だ。」



「トロフィー1066も短形自然薯のようにコンパクトに栽培することができて、水分が多いため米との相性が良くておいしく食べることができる。」



「自然薯の栽培物は約1年で出荷されるが、野生種は発見されるまで何年もかかることがあるため風味が別格だとも言われている。」



「明日の記事では山芋の栽培品種 ②を紹介する。」

















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