田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のコンニャクイモの種芋の植え付けを紹介する。」
「コンニャクイモはインドまたはインドシナ半島が原産でサトイモ科コンニャク属の植物である。」
「昨年度はコンニャクイモが全滅するアクシデントが発生したため、今年度は種苗会社から生子を購入して4月上旬に植え付けることにした。」
「コンニャクイモは1種類の品種を栽培している。」
「品種名は赤城大玉である。」
「コンニャクイモは4月上旬から5月下旬に種芋を植え付け、10月中旬から12月中旬に収穫期を迎える。」
「日照条件は半日陰の環境が適している。」
「水やりは乾燥と多湿に弱いため、土の表面が乾いたら適度に水を与える。」
「肥料は種芋を植え付けた後に、芽が出て葉が開いたら1回だけ追肥を施す。」
「まず春に種芋 (1年生以上) を植え付けると側芽 (吸枝) が伸びて、秋には生子 (きご) というコンニャクイモの赤ちゃんができる。」
「この生子を翌年の春に植え付けたものを1年生、秋に収穫したものを2年生、更に翌年の春に植え付けて秋に収穫したものを3年生と呼ぶ。」
「サイズは生子から1年生で約5~10倍、2年生から3年生で約5~8倍、3年生になると直径が約30cmほどにまで生長する。」
「ただコンニャクイモは約5~6年で開花して濃い赤紫色の花を咲かせ、独特な腐敗臭で甲虫を集めて受粉させて地下の芋は腐って食べられなくなる。」
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「土作りのベースにはサンアンドホープの花と野菜の土 プレミアム培養土と赤玉土 (小粒) を使った。」
「土壌殺菌剤は住友化学園芸の石原フロンサイド粉剤を使って殺菌と消毒をした。」
「土壌改良剤はサンアンドホープのバーミキュライトを使って保水性と排水性と保肥力を向上させた。」
「連作障害の対策はヤサキの連作障害ブロックW、朝日アグリアのハイパワーたい肥を使った。」
「土壌の酸度は朝日アグリアのハイパワー苦土石灰を使って弱酸性に調整した。」
「農薬は住友化学園芸のベニカXガード粒剤を使って害虫と病気の予防をした。」
「有機肥料はサンアンドホープのぼかし完熟有機100%肥料を施した。」
「化学肥料は住友化学園芸のマイガーデンベジフルを施した。」
「コンニャクイモは他の芋類のように約1年で収穫するのではなく、約2~3年も継続して栽培することで十分に肥大させてから収穫するのが特徴だ。」
「在来種は病気になりやすかったため、日本が開国して明治時代に病気に強い支那種と交配したことがコンニャクイモの栽培に大きな革新を与えた。」
「ちなみに僕の曾祖父はプロの農家が驚くほど野菜を栽培するのが上手で、よくコンニャクを作って祖父の家に持ってきたと聞いている。」
「田吾作ファームのコンニャクイモの栽培は続く……。」