田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のキャッサバの苗の植え付けを紹介する。」
「キャッサバは南アメリカ原産でトウダイグサ科イモノキ属の植物である。」
「昨年度は西側のベランダで鉢に挿し木をして栽培したが、芋が全くできなかったため、今年度は南側のベランダで方法を変えて栽培することにした。」
「キャッサバは1種類の品種を栽培している。」
「品種名はゴールデンキャッサバである。」
ゴールデンキャッサバ
「キャッサバは3月中旬から5月中旬に苗を植え付け、9月上旬から11月下旬に収穫期を迎える。」
「日照条件は日当たりが良い環境が適している。」
「水やりは乾燥に強くて多湿に弱いため、土の表面が乾いたら控えめに水を与える。」
「肥料は5月上旬から10月下旬に、約1ヶ月に1回のペースで追肥を施す。」
「植物は茎などを切り取って土に挿すと、根が出てきて全く同じ性質の品種をクローンのように増やすことができるのだ。」
「特にキャッサバは生命力が強いため、長い茎をいくつかに切って土に挿すだけで、ルートンなどの植物ホルモンを使用しなくても根が出てくる。」
「またキャッサバは種からも栽培できるが、収穫まで時間がかかり、可食部の塊根は種芋として植え付けても発芽しない。」
「茎の根元には緩い同心円を描いて数本の芋ができ、苦味種は毒抜きしてタピオカの原材料になり、甘味種は一般的な芋のように食べることができる。」
八幡化成: エコポット浅型 8号 ブラック
「土作りのベースにはサンアンドホープの花と野菜の土 プレミアム培養土を使った。」
「土壌殺菌剤は住友化学園芸の石原フロンサイド粉剤を使って殺菌と消毒をした。」
「土壌改良剤はサンアンドホープのピートモスを使って保水性と排水性と保肥力を向上させた。」
「連作障害の対策はヤサキの連作障害ブロックW、朝日アグリアのハイパワーたい肥を使った。」
「土壌の酸度はサンアンドホープのピートモスと硫酸カリを使って酸性に調整した。」
「農薬は住友化学園芸のベニカXガード粒剤を使って害虫と病気の予防をした。」
「有機肥料はサンアンドホープのぼかし完熟有機100%肥料を施した。」
「化学肥料は住友化学園芸のマイガーデンベジフルを施した。」
「キャッサバは日本では一般的に縦に挿し木をして栽培するが、挿し木苗を出品していた沖縄の人によると世界的には茎を横に埋めて栽培するようだ。」
「長い茎をいくつかに切っても発芽するほど強靭な植物で、他の芋類と違って落葉低木で芋ができるというところが興味深い。」
「まだ温度不足のせいか発芽していないが、すでに茎に葉が生えていたので暖かくなってくれば元気に発芽して育っていくだろう。」
「田吾作ファームのキャッサバの栽培は続く……。」