田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のヤーコンの品種を紹介する。」



「ヤーコンは南アメリカ原産でキク科スマランサス属の植物である。」



「紀元前約2000年頃から先住民によってアンデス山脈の標高約900~3750mで栽培されていたが、16世紀のスペインによる侵略で消費は衰退した。」



「塊根はサツマイモによく似た大きさと形状をしていて、芋の部分はデンプン質をほとんど含んでいないため梨のようにシャキシャキした食感だ。」



「あらゆる植物の中で最も多くのフラクトオリゴ糖を含んでおり、追熟することでオリゴ糖になって甘味が増して果物のように食べることができる。」





ヤーコンの特徴





田吾作「ヤーコンは1970年代に何故か北朝鮮を経由して日本に伝わったが、サツマイモのような見た目で果物の一種であるため普及しなかった。」



「その後ヤーコンは1985年にニュージーランドから輸入されたが、この苗はペルーから無断で持ち出されたものが原種だと言われている。」



「このように日本では長らく埋もれた存在だったヤーコンは、近年になってダイエット効果のある健康的な芋として注目されるようになってきた。」



「ヤーコンにはフラクトオリゴ糖や食物繊維やミネラルやポリフェノールなどが豊富に含まれていることが研究によって判明している。」



「食材としての旬は晩秋の10~11月で、芋がふっくらしていて、皮が乾燥して傷や傷みがなく、重量感のあるものが市場価値の高い良品とされている。」





ヤーコンのサラダ





田吾作「日本ではヤーコンの歴史が浅いため、豊富に含まれているフラクトオリゴ糖による機能性成分が注目されて低カロリーの芋として人気がある。」



「フラクトオリゴ糖は乳酸菌の増殖に寄与し、プロバイオティクスの整腸作用や血糖値抑制効果などの健康に対する効果があると言われている。」



「灰汁抜きしたヤーコンはサラダや和え物や酢の物にしたり、煮物やきんぴらやフライや天ぷらなどの加熱料理にするとホクホクした食感になる。」



「加工食品では糠漬けや味噌漬けやゼリーやジュースなどがあり、葉を乾燥させた後に煎じてハーブティーとして利用することもできる。」



「農村の地域おこしのための特産品としても栽培されており、北海道置戸市では発泡酒の開発に成功するなど様々な加工がされるようになってきた。」





アンデスの雪





田吾作「アンデスの雪は2003年に品種登録されたヤーコンである。」



「塊根の長さは約21cm、重さは約25.8g、表皮は茶色、果肉は白色だ。」



「フラクトオリゴ糖の含有量がやや多く、芋の裂開が少なくて外観が良い。」



「収穫量が多くて貯蔵性が優れ、追熟させると甘味が増し、冷涼地での栽培に適している。」



「病害虫抵抗性は特にないので、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」





サラダオカメ





田吾作「サラダオカメは2003年に品種登録されたヤーコンである。」



「塊根の長さは約22.9cm、重さは約23.5g、表皮は茶色、果肉はオレンジ色だ。」



「フラクトオリゴ糖の含有量が多く、甘味が強くて食味が優れている。」



「収穫量が多くて貯蔵性が優れ、追熟させると甘味が増し、冷涼地での栽培に適している。」



「病害虫抵抗性は特にないので、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」










田吾作「このようにヤーコンはサツマイモのような見た目だが、梨のような食感で甘味があるため、芋でありながら果物の一種として扱われてきた。」



「近年では家庭菜園でも人気が出ているので、甘味と肥大性と収穫量が向上すれば流行する要素を持っていると言えるだろう。」



「ヤーコンは気象災害の影響を受けにくい地下にできる芋のため、裂開が少なければ21世紀に最も適した野菜や果物として扱われるはずだ。」



「現段階のヤーコンでもサラダにすると甘くておいしいので、スーパーやフリマサイトなどで見つけたら食べてみるのがいいだろう。」



「皆さんも家庭菜園でヤーコンを栽培しては如何だろうか?」

















人気ブログランキング


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


フォローしてね…

読者登録



如月祐介のブログ 「東方零式幻想歌」


歌詞の通信販売 「ジャパネット如月」


植物の通信販売 「ジャパネット田吾作」



日用品の通信販売 「ジャパネット花子」


如月祐介のキッチン 「花子クッキング」


LINE公式アカウント 「ハムスター通信」