田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のジャガイモの苗の植え付けを紹介する。」
「ジャガイモは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」
「今年度は2023年の春から販売が始まった日本初の種から育てるプチじゃがという品種を、2月中旬に種まきをして育苗し植え付けることにした。」
「ジャガイモは15種類の品種を栽培している。」
「品種名はプチじゃが、下栗芋、男爵薯、メークイン、キタアカリ、ベニアカリ、トヨシロ、十勝こがね、北海こがね、インカのめざめ、インカのひとみ、インカルージュ、グラウンドペチカ、ノーザンルビー、シャドークイーンである。」
ジャガイモの栽培カレンダー
「ジャガイモ (春植え) は2月中旬から3月下旬に種まきをして、3月中旬から5月上旬に苗を植え付け、6月下旬から7月下旬に収穫期を迎える。」
「日照条件は日当たりが良い環境が適している。」
「水やりは乾燥に強くて多湿に弱いため、土の表面が乾いたら控えめに水を与える。」
「肥料は草丈が約10cmの芽かきの頃に1回目の追肥を施し、草丈が約30cmの花の蕾が付いた頃に2回目の追肥を施す。」
ジャガイモの果実と種子
「ただ多くの品種は受粉能力が低くて結実する能力は失われており、果実は落果しやすく完熟することは稀で食用には適していない。」
「果実には種子が入っているが、1粒ごとに遺伝的な性質が違っていることから、一般的には種芋を植え付けて同じ品種を栽培するようになった。」
「また種子から栽培して収穫した芋は小粒で、親株の大きさまで育てるのに約3年ほどかかるため、食用としての生産性は種芋から栽培するよりも低い。」
「そのため種子から栽培する場合は品種改良に限られており、長らく食用を目的に種子から栽培する品種は存在しなかった。」
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「土作りのベースにはサンアンドホープの花と野菜の土 プレミアム培養土と赤玉土 (小粒) を使った。」
「土壌殺菌剤は住友化学園芸の石原フロンサイド粉剤を使って殺菌と消毒をした。」
「土壌改良剤はサンアンドホープのピートモスを使って保水性と排水性と保肥力を向上させた。」
「連作障害の対策はヤサキの連作障害ブロックW、朝日アグリアのハイパワーたい肥を使った。」
「土壌の酸度はサンアンドホープのピートモスと硫酸カリを使って酸性に調整した。」
「農薬は住友化学園芸のベニカXガード粒剤を使って害虫と病気の予防をした。」
「有機肥料はサンアンドホープのぼかし完熟有機100%肥料を施した。」
「化学肥料は朝日アグリアのカルシウム肥料とリンカリ肥料、アミノール化学研究所の微量要素8を施した。」
メネデール: メネデール
田吾作「苗は植え付け前にメネデールの100倍希釈液に約30分くらい浸漬した。」
「メネデールは植物の生長に欠かせない鉄分を2価鉄イオンの状態で含んでおり、発根を促進して元気な株に育ててくれる。」
「肥料や農薬ではないので毎日のように使用することができ、種まきや植え付けや挿し木や弱ったときの活力アップまで幅広く活躍する。」
「また水分や養分の吸収を高めたり、光合成を活発にする働きがあり、切り口に膜のようなものを作って保護すると同時に発根を促進する効果がある。」
「プチじゃがは生育初期は弱々しかったが、途中から旺盛に育っていって苗の植え付け時にはストロンが伸びていて芋を作る準備をしていた。」
「種の発芽率は低くて24粒の種まきで4粒しか発芽しなかったため、これらを鉢に植え付けて西側のベランダで栽培することにした。」
「昨年度の栽培では全く芋ができずに難しい印象があるので、田吾作ファーム名物の強風に負けないように栽培しようと思っている。」
「田吾作ファームのジャガイモの栽培は続く……。」