田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のジャガイモの収穫 ⑥を紹介する。」
「ジャガイモは南アメリカ原産でナス科ナス属の植物である。」
「8月20日に種芋を植え付けたジャガイモは、例年より気温が暖かかったせいか生育が早く、約2ヶ月の栽培で枯れてきてしまった。」
「ジャガイモは15種類の品種を栽培している。」
「品種名はプチじゃが、おいねのつる芋、農林1号、デジマ、普賢丸、さんじゅう丸、ながさき黄金、ニシユタカ、アイユタカ、アイマサリ、アンデスレッド、アイノアカ、レッドムーン、ドラゴンレッド、ジャガキッズパープルである。」
おいねのつる芋
農林1号
デジマ
普賢丸
さんじゅう丸
ながさき黄金
ニシユタカ
アイユタカ
アイマサリ
アンデスレッド
アイノアカ
レッドムーン
ドラゴンレッド
ジャガキッズパープル
ジャガイモの栽培カレンダー
田吾作「これはジャガイモの栽培カレンダーだ。」
「ジャガイモ (秋植え) は8月下旬から9月中旬に種芋を植え付け、11月下旬から12月上旬に収穫期を迎える。」
「日照条件は日当たりが良い環境が適している。」
「水やりは乾燥に強くて多湿に弱いため、土の表面が乾いたら控えめに水を与える。」
「肥料は草丈が約10cmの芽かきの頃に1回目の追肥を施し、草丈が約30cmの花の蕾が付いた頃に2回目の追肥を施す。」
ドラゴンレッド
食感: シットリ系 ★★★☆☆ ホクホク系
田吾作「ドラゴンレッドは2009年に品種登録されたジャガイモである。」
「96016-8と長系115号を交配して生まれた品種で、正式な名称は西海31号だが、JA全農はドラゴンレッドとして商標登録している。」
「機能性成分のアントシアニンの含有率が高いが、赤色が流出しやすいので、皮が付いたまま茹でて調理に使うときに剥く必要がある。」
「形は楕円形、表皮は赤色、果肉は赤色、煮崩れしにくい。」
「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウに感受性、Yウイルスはやや強～中、そうか病と疫病と青枯病は弱である。」
ジャガキッズパープル
食感: シットリ系 ★★★★☆ ホクホク系
田吾作「ジャガキッズパープルは1990年に品種登録されたジャガイモである。」
「アンデスレッドをプロトプラスト培養して、それによってできたプロトコーンを選抜した品種だ。」
「芽は男爵薯ほど深くはなく、肉質に紫色が輪状に入る場合が多い。」
「形は扁円形、表皮は紫色、果肉は黄色、煮崩れしやすい。」
「病害虫抵抗性はジャガイモシストセンチュウに感受性、中心空洞は多である。」
田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のジャガイモの収穫 ⑥だ。」
「ドラゴンレッドは日本では珍しい表皮と果肉が赤色の品種だが、強風の被害を受けて芋が肥大せずに収穫量が少なかった。」
「ジャガキッズパープルはバイオ技術によって生まれた表皮が紫色の品種で、同じく強風の被害を受けて芋が肥大せずに収穫量が少なかった。」
「秋ジャガイモは例年より暖かくて生育が良く、約2ヶ月で枯れたため、2回目の追肥ができなかったことで芋の出来が良くなかったものと思われる。」
「田吾作ファームのジャガイモの栽培は2024年度に続く……。」
