田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のニンニクの種球の植え付けを紹介する。」
「ニンニクは中央アジア原産でヒガンバナ科ネギ属の植物である。」
「田吾作ファームは秋から冬にかけて日照条件が良くなったため、ニンニクを南側のベランダに設置した鉢で栽培することにした。」
「ニンニクは3種類の品種を栽培している。」
「品種名はプチにんにく、ニューホワイト六片、モラードである。」
プチにんにく
ニューホワイト六片
モラード
ニンニクの栽培カレンダー
田吾作「これはニンニクの栽培カレンダーだ。」
「ニンニクは9月中旬から10月中旬に種球を植え付けて、5月下旬から6月中旬に収穫期を迎える。」
「日照条件は日当たりが良い環境が適している。」
「水やりは乾燥に強くて多湿に弱いため、土の表面が乾いたら控えめに水を与える。」
「肥料は12月に1回目の追肥を施し、2月に2回目の追肥を施し、3月に3回目の追肥を施す。」
ニンニクの鱗片の選び方
田吾作「ニンニクの種球となる鱗片は何よりも健全なものを選んで、病害虫の被害を受けないように十分な消毒をすることが大切だ。」
「まず種球に病害虫の兆候がなく、1つの鱗片が7g以上の重量があるものを選ぶ必要がある。」
「これは大きな鱗片を植え付けるほど、よく肥大したニンニクを収穫できる傾向があるからだ。」
「またニンニクは意外と病害虫に弱いが、一般的にウイルスフリーの種球は出回っておらず入手するのが難しい。」
「そこで田吾作ファームでは線虫防除剤と種子消毒剤と殺菌剤を使って種球を消毒した。」
八幡化成: エコポット浅型 8号 ブラック
田吾作「これは八幡化成のエコポット浅型 8号 ブラックだ。」
「土作りのベースにはサンアンドホープの花と野菜の土 プレミアム培養土とサボテン多肉植物の土を使った。」
「土壌殺菌剤は住友化学園芸の石原フロンサイド粉剤を使って殺菌と消毒をした。」
「土壌改良剤はサンアンドホープのバーミキュライトを使って保水性と排水性と保肥力を向上させた。」
「連作障害の対策はヤサキの連作障害ブロックW、朝日アグリアのハイパワーたい肥を使った。」
シンワ測定: 土壌酸度計A
田吾作「ニンニクの栽培に適した土壌の酸度は5.5～6.5pHだ。」
「土壌の酸度は朝日アグリアのハイパワー苦土石灰を使って弱酸性に調整した。」
「農薬は住友化学園芸のベニカXガード粒剤を使って害虫と病気の予防をした。」
「有機肥料はサンアンドホープのぼかし完熟有機100%肥料を施した。」
「化学肥料は朝日アグリアのカルシウム肥料、アミノール化学研究所の微量要素8、住友化学園芸のマイガーデンベジフルを施した。」
メネデール: メネデール
田吾作「種球は植え付け前にメネデールの100倍希釈液に約30分くらい浸漬した。」
「メネデールは植物の生長に欠かせない鉄分を2価鉄イオンの状態で含んでおり、発根を促進して元気な株に育ててくれる。」
「肥料や農薬ではないので毎日のように使用することができ、種まきや植え付けや挿し木や弱ったときの活力アップまで幅広く活躍する。」
「また水分や養分の吸収を高めたり、光合成を活発にする働きがあり、切り口に膜のようなものを作って保護すると同時に発根を促進する効果がある。」
田吾作「以上が田吾作ファームで栽培中のニンニクの種球の植え付けだ。」
「プチにんにくは中国でも雲南省の標高2000m以上の場所じゃないと育たないほど栽培が難しいが、一片種は珍しいので栽培することにした。」
「ニューホワイト六片は一般的に出回っている福地ホワイト六片の改良種で、時期をずらせば温暖地でも育つ性質があるため栽培することにした。」
「モラードは日本では珍しい紫ニンニクで、スペイン原産で温暖地でも育つ性質があるため栽培することにした。」
「田吾作ファームのニンニクの栽培は続く……。」
