「スイカはアフリカ原産でウリ科スイカ属の植物である。」
「メロンはインド原産でウリ科キュウリ属の植物である。」
「カボチャは南北アメリカ原産でウリ科カボチャ属の植物である。」
「実は一部の植物は花に植物ホルモンを散布することによって、受粉させなくても着果を促進させることができるのだ。」
住友化学園芸: フルメット
田吾作「これは住友化学園芸のフルメットである。」
「フルメットはサイトカイニンという植物ホルモンを活性させる合成物質で、細胞分裂を促進して細胞数を増加させる。」
「主にウリ類の着果促進、ブドウ、キウイフルーツなどの果実を肥大させる効果がある。」
「適用植物はトマト、スイカ、メロン、カボチャ、なし、西洋なし、ブドウ、キウイフルーツ、びわ、チューリップだ。」
「使用方法は原液を希釈してスプレーで花に散布するだけなので簡単だ。」
「ウリ類は使用濃度と使用方法が違っているが、着果を促進させるという効果は同じである。」
「使用するタイミングも、開花前日から当日なのでトマトトーンのように散布することができる。」
「トマトは放射状裂果を軽減する効果があり、幼果期に5~20ppmに希釈したフルメットを散布する。」
「希釈倍率は協和発酵バイオのフルメットの希釈方法を参考にして計算するのが便利だ。」
「例えばトマトの放射状裂果を軽減する濃度は5~20ppmなので、上記の表を参考に希釈してから使うのだ。」
「これは植物ホルモンという性質上、法律で希釈倍率を明記できないことに起因している。」
「そのため液体肥料や植物活性剤とは希釈方法が違うが、分からなければ住友化学園芸に問い合わせれば教えてくれるので聞いてみるのがいいだろう。」
「フルメットの濃度は植物の種類と用途によって違うため、詳しくは住友化学園芸のホームページを参照してほしい。」
「フルメットは一般的にジベレリンという植物ホルモンと組み合わせて、種なしブドウを作るのに使用されることが多い。」
「またエスレル10で雌花の着生を促進させたカボチャを着果できるのも大きい。」
「トマトの放射状裂果を軽減する効果もあるので、試しにフルメットを使用するのがいいだろう。」
「皆さんも家庭菜園でフルメットを使用しては如何だろうか?」