「一般的にハックルベリーとはビルベリーなどのツツジ科を指す方言だが、ガーデンハックルベリーはナス科であるため完全に別種だ。」
「このガーデンハックルベリーは日本にも自生しているイヌホオズキの一種で、在来種は食用にならないためバカナスとも呼ばれている。」
「食用として出回っているのは主にアメリカなどで栽培されているもので、古くから一般的な食材として親しまれてきた。」
田吾作「ガーデンハックルベリーは近年の健康ブームで日本でも栽培されるようになってきた。」
「特にアントシアニンやビタミンAが、ブルーベリーの約4倍以上も含まれていると言われている。」
「ただ味は決しておいしいわけではなく、独特の香りがあるのでそのままでは食用に適していない。」
「そのため砂糖で甘味を足してジャムなどに加工するとおいしく食べることができる。」
「ブルーベリーより栽培しやすくて収穫量が多いので、高い栄養価を期待して食べるのが適していると言えるだろう。」
「果実の直径は約1~1.3cm、色は黒紫色、甘味はなくて独特の味わいがある。」
「トマトのような緑色の果実を付けて、完熟して黒紫色になったものは砂糖で甘味を足してジャムなどに利用されている。」
「草勢が強くてブッシュ状に茂った枝にたくさん白色の花を咲かせる。」
「病害虫抵抗性は特にないので、栽培期間中に農薬を散布して防除する必要がある。」
田吾作「このようにガーデンハックルベリーは日本での知名度は低いが、近年の健康ブームで栽培されるようになった。」
「他のベリー類と違って果樹ではなく、耐寒性が低いことから日本では一年草として扱われている。」
「栽培に手間がかからないため、ベリー類の入門に適していると言えるだろう。」
「また種からでも容易に発芽するので、苗を購入する必要がないのも魅力的だ。」
「皆さんも家庭菜園でガーデンハックルベリーを栽培しては如何だろうか?」