田吾作「今回は田吾作ファームで栽培中のマルベリーの生育を紹介する。」
「マルベリー (桑) は中国北部から朝鮮半島が原産でクワ科クワ属の植物である。」
「蚕 (かいこ) の餌として重要な作物で、桑畑は地図記号になったほど日本ではよく見られる風景だった。」
「マルベリーは2種類の品種を栽培している。」
「品種名はシャルロットリュス、ペルシャンホワイトである。」
ペルシャンホワイト
「マルベリーは12月上旬から3月下旬に苗を植え付け、6月上旬から7月下旬に収穫期を迎える。」
「日照条件は日当たりが良い環境が適している。」
「水やりは多湿に強くて乾燥に弱いため、土の表面が乾いたら十分に水を与える。」
「肥料は3月上旬から下旬、6月上旬から下旬に追肥を施す。」
シャルロットリュス
「この品種は一度は葉が全て枯れてしまったが、今年の冬は暖かいせいか、再び葉が生えてきた。」
「この品種は樹勢が弱くて枝が軟弱なため栽培が難しいと言われているが、度重なる暴風雨に耐えるほど丈夫な苗だ。」
「ペルシャンホワイトは、栽培1年目でありながら甘い果実をたくさん収穫できた。」
「シャルロットリュスも、来年には甘い果実をたくさん付けてくれるだろう。」
「またマルベリーは水を好む性質があるみたいで、土がすぐに乾燥してしまうため、他の果樹よりも多めに水やりをしている。」
「田吾作ファームのマルベリーの栽培は続く……。」