「サツマイモは中央アメリカから南アメリカが原産でヒルガオ科サツマイモ属の植物である。」
「昨年の栽培経験からカリという栄養素を多めに使った方がいいことが分かったため、事前の土作りでは酸度を硫酸カリを使って酸性に傾けた。」
「サツマイモは5種類の品種を栽培している。」
「品種名は紅あずま、安納芋、紅はるか、ふくむらさき、栗黄金である。」
「サツマイモは5月中旬から6月中旬にツルを植え付け、10月上旬から11月中旬に収穫期を迎える。」
「日照条件は日当たりが良い環境が適している。」
「水やりは乾燥に強くて多湿に弱いため、土の表面が乾いたら控えめに水を与える。」
「肥料は7月上旬から8月下旬に追肥を施す。」
「サツマイモの栽培では一般的に種芋ではなくツルを植え付ける。」
「これは種芋から発芽させたもので、ツルを土に植え付けると根が出てきて活着するのだ。」
「ただツルの植え付けは手間がかかるので、その作業を簡略化するために苗挿し棒を使う。」
「この苗挿し棒にツルをセットして、土に挿して引き抜くだけで簡単に植え付けることが可能だ。」
サツマイモのツルの植え付け方法
「スーパーなどで売っているサツマイモの形が違うのは、偶然の産物ではなくツルの植え付け方による影響が大きいのだ。」
「一般的には舟底植えが推奨されるが、田吾作ファームはプランター栽培のため垂直植えを採用した。」
「また一般的な栽培ではツルは地面に這わせるが、田吾作ファームではプランターにオベリスクを設置して縦に伸ばすことにした。」
「これまで垂直植えのオベリスク栽培がうまくいったので、今年度もその経験を踏まえて同じように栽培することにした。」
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「土作りのベースにはサンアンドホープの花と野菜の土 プレミアム培養土と赤玉土 (小粒) を使った。」
「土壌殺菌剤は住友化学園芸の石原フロンサイド粉剤を使って殺菌と消毒をした。」
「土壌改良剤はサンアンドホープのピートモスを使って保水性と排水性と保肥力を向上させた。」
「連作障害の対策はヤサキの連作障害ブロックW、朝日アグリアのハイパワーたい肥を使った。」
「土壌の酸度はサンアンドホープのピートモスと硫酸カリを使って酸性に調整した。」
「農薬は住友化学園芸のベニカXガード粒剤を使って害虫と病気の予防をした。」
「有機肥料はサンアンドホープのぼかし完熟有機100%肥料を施した。」
「化学肥料は朝日アグリアのカルシウム肥料とリンカリ肥料を施した。」
「今年は苗が4月中旬に届いたため、5月中旬の植え付け時期まで水に浸して根出しをした。」
「根出しには水、メネデール (植物活性剤)、バイトール2号 (液体肥料)、活根彩果 (発根剤) を交互に与えた。」
「その結果、苗は青々として根がたくさん出てきたので根出しはうまくいったと言えるだろう。」
「田吾作ファームのサツマイモの栽培は続く……。」