今日の朝からテレビで衝撃な映像が目に飛び込んできた。

いじめで自殺した少年の両親が、自分の生徒をいじめた元担任教師!に泣きながら「一生許さない!」(当然だろう)と泣き叫んでいる映像・・その元担任教師がうなだれて「一生を償うつもりです」と言っていた(どうやって?)。この元担任が子供達のいじめをはやらせてしまったのは、新聞で見て知り、47才のバカな男(元担任)の人生の最後を見たような気がした。

みのもんたが鋭く厳しい表情で「この元担任に「私がいじめました」と書いた看板を首から下げて、校内を歩かせてさらし者にしてやればいい」・・・みたいな内容のことをコメントしていた。反論する人はいるのだろうか?それはおめでたい人だ。

私の住んでる市の中学校でも2年前くらいに同じ事件があった。

女子中学生がいじめられた内容をメモに残し、放課後校内で首を吊り自殺したのだ。

少女の生前、両親、生徒は何度も先生に相談、1年以上におよぶ集団でのいじめは生徒達の中では公然のものだった。

少女は、自分のセーラー服のリボンと何故か他人のセーラー服のリボンで首を吊り、少女のスカートには他人が蹴った足跡がついていた。少女を探していた生徒がそのいたましい姿を見つけた。何故生徒は彼女を探していたのか?何故同じ時間少女は自殺したのか?それは、少女といじめた生徒達だけしか分からない。

その後のその中学校の校長、教育委員会の対処がある意味、すごすぎて、市内の親の怒り、呆れ、失望、侮蔑を集中させた。

「いじめは存在しなかった。」学校側の発表だった。

それから、新聞の地方版に何度取り上げられても、がんとして、その主張を曲げなかった。


1ヵ月後にようやく学校側はいじめを認めた。だが、いじめと自殺の因果関係は否定した。


私は何故このニュースを全国で大々的に取り上げられないのだろう?と不思議だった。

市の教育委員会、学校側のこの事件をもみ消そう、もみ消そうというエネルギーはすさまじいもので、今現在、いじめた側の生徒達は学校を卒業、この事件を調べようにも調べられない状況だ。

もちろん現在も学校側、市の教育委員会はいじめと自殺の因果関係を認めていない。もちろんアホだ。

北海道でも最近同じような事件はあったけど、うちの市よりもましだ。きちんと認めて謝罪していたからだ。

うちの市でこれだから、全国で同じような事件は隠れてるだけでたくさん存在してるんじゃないかと思う。

この中学校の生徒達はある意味不幸だ。人間としての汚らしい部分を、それも学校の校長、先生達から身をもって教わったからだ。言葉で「いじめはしてはいけない!」と教えてもこの学校では当分いじめはなくならないだろう。

大人の低年齢化が進んでいる。

子供を良くしようと思ったら、まずは大人達が道徳を教わる時間を持って、もっと精神を高める必要があるんじゃないだろうか。