1 先日、宮崎駿の「ハウルの動く城」をテレビでやっていた。


やはり予想どうりの面白さ~。この映画はファンタジー恋愛ものだったのか・・・少女と魔法使いの恋にときめいてしまった・・・・それと、反戦映画。

この映画の最後のセリフは国の影の実力者大魔女の「このばかげた戦争を終わらせましょう」だった・・・彼女がそれを決めたので、たぶんこの後、戦争は確実に終わる・・。


「千と千尋の神隠し」には、少女の心の成長をつづるファンタジー映画だったけど、それとなく環境問題いれてたし。

そう、ちゃんとそういったテーマを必ず盛り込んでるので、宮崎さんの映画は大好き。


最近のバカ映画・・・むやみやたらに暴力シーンばっかり入れて、人の心を刺激するだけ、ただ過激なだけの中身カラッポ映画とは大違い。人の心を悪い意味で揺すぶってどうすんじゃ。その映画を見て快楽殺人者をつくったり、人の命を軽く思わせたり・・・そんな映画が有名な映画の批評家に賞賛されてるんだから、呆れるばかり。


私の映画館デビューは、小学4年生、アニメ界の歴史に残る不朽の名作、松本零士の「銀河鉄道999」。

その映画の衝撃度は、少女の心をわしづかみ、空を見上げては、「私も999に乗って宇宙を旅したい・・」

と空想の世界にどっぷりはまってたっけ・・。

当然のごとく、アニメの大ファンになり、

「アニメージュ」「アニメデイア」なるアニメ雑誌を読みふけっていた。


高校生終わり頃だったと思う・・・まだ宮崎アニメが世界で注目されてない頃・・・当時のアニメ雑誌を読んでいたら、「宮崎アニメ映画、香港、中国、韓国に上陸!!大絶賛!!」と記事が載っていた。「ナウシカ」と「天空の城ラピュタ」が一部の映画館で公開され、大絶賛されたという記事だった。私はいろんな映画が大好き(黒澤映画も大好き)で、アニメ以外の映画もよく見てたけど、アメリカの映画も面白くない映画は面白くないということに気付き始めた頃だった。


「違う、こんなもんじゃない。「ナウシカ」や「天空の城ラピュタ」がアメリカやヨ-ロッパのほうで紹介されたら、絶対すごいことになる。絶対将来世界で大絶賛され、「世界の宮崎」と言われるようになる。」

と強くもどかしく思ったのを覚えている。


あれから20年近くたった今(年がバレバレ・・)、私の直感は見事あたった・・・・。

世界で有名な映画の賞をとりつづける宮崎さん・・いろいろな外国ででアニメに興味のない人も宮崎アニメは特別と映画館に通うらしい・・・。

映画にしても、音楽にしても、絵画にしても、素晴らしい作品は国境、人種の壁なく、強く、強く人の心の何かをとらえるんだろうと思う。