新しく張った床板は杉の無垢材。
今は新しくてスベスベピカピカ。
やがて汚れたりこすれたり、陽射しに当たってくすんでくる。
なのであらかじめワックスを塗っておく。
ワックスはいろんな種類がある。
化学薬品系、天然の油系のもの。
液体、個体、様々。
今回チョイスしたのは蜜蝋ワックス。
未晒しの蜜蝋とエゴマ油だけで作られたワックス。
有機溶剤などは全く入っていない天然素材。
蓋を開けるとほんのり蜂蜜の香り。
こんな小さな缶で足りるのかなと思うくらいのサイズ。
スプーンですくうとマーガリンみたい。
柔らかなワックス。
スポンジに塗って。
まるでトーストみたい。
床に伸ばして塗っていく。
すぐさま布でキュッキュとふき取りつつ磨く。
以前、亜麻仁油のワックスを塗ったら長い間べとべと感があった。
しかし、この蜜蝋ワックスはサラッとしている。
木にすっと吸い込まれていく。
テカりもほとんどないので全く自然な感じ。
それでいて水がかかると水滴になって弾いてくれる。
本当に本当にナチュラルな塗装感。
杉の無垢板を張った部屋にはこの、未晒し蜜蝋ワックスであらかじめワックスがけ。
一日ほど乾かせばいいらしく使い勝手抜群。
せっかく張った床だもん、いつまでも美しく丈夫でいて欲しい。