第二日目は座学から。
植物ホルモンの働きやクエン酸回路の講義。
枝の中をどのように植物ホルモンが通るのか分かりやすく見える化。
重力、引力、遠心力が植物にどんな影響を与えるのか。
午後は、実技。
道法スタイルの切り上げ剪定。
徒長枝を残して下向きの枝を落としていく。
太い枝はチェーンソーを使って。
園地で適度な間隔を保てるように。
どの枝を落としたらいいのか慎重に判断しつつ。
大きな木になると鋸だけでは対応できない。
お互いの木の為にバサッと。
枝を落としながらも、どうしてその枝を落とすのか、意味を解説。
去年伸びた枝、今年の枝、弱っている部分、残した方がいいところ。
目の前で見ないと話だけでは分からない。
何度か話を聞いて、自分の眼で見て、考えてみてやっと分かってくる。
高い木も低い木も、どんな種類の果実も同じ理屈。
ハサミだけでなく手でポキポキと折る効果も。
ポポー、柿、梅、梨、林檎、ブドウ、ブルーベリー。
なんでもござれ。
みんなそれぞれ実際にブルーベリーの剪定。
やってみたあと、道法さんに診断してもらって学習。
自分で判断して落としていくことで理解が深まる。
どの枝を落とすのか、実際自分の頭で考えると判断に迷う。
それをその場で教授して頂けるのはありがたい学び。
寒さも忘れて皆熱心に。
もう、早く家に帰って剪定してみたい。
あっという間に八ヶ岳の日没。
美しい光景。
沢山の学びの二日間。
教えてくださった道法さん、ありがとうございました。
そして、果樹園を皆に開放して自由に剪定させていただいたビューガーデンの藤本さん、大感謝です。