田圃の脇の湿り気のあるところに生えているジュズダマ。
漢字で書くと、数珠玉。
数珠として使っていたからついた名前。
別名、唐麦(とうむぎ)。
英名はJob's tears(ヨブの涙)。
ハトムギにも似ている。
実はジュズダマはハトムギの原種。
川穀(せんこく)といい、煎じて飲むと美肌保全や解熱、利尿などの薬効があるのだとか。
ハトムギは垂れ下がって実るし、艶も無く堅さもないので数珠としては使えない。
色とりどりで艶々で堅くて軽いジュズダマ。
お手玉の中身としても重宝されてきた。
花言葉もちゃんとあって、「祈り」、「恩恵」、「成し遂げられる思い」。
小さい小さいジュズダマ。
お尻の方から針でつついて中身を押し上げる。
グイッと。
先端から出てくる中身を爪や毛抜きで引っ張り出すときれいに穴が開く。
そこに糸を通せばネックレスや数珠になる。
子供の頃よく作ったなぁ。
懐かしい、ジュズダマ。