マグネシウム洗剤で洗濯すると洗剤が要らないという話は以前から聞いていた。
使っている人の話も聞いていたのだけど、試しに購入するには結構な値段。
でも、やっぱり買ってみようと思っていたけど、内容は高純度のマグネシウムだけだということ。
だったら、作ればいいじゃん。
という結論で、作ってみた。
金属部材を扱っているところで、高純度99.95%のマグネシウムペレットを購入。
マグネシウムってびっくりするくらい軽い。
100均でクッション素材の洗濯ネットも買った。
あとは、作るべし。
まずはクッション洗濯ネットを裁断。
底と脇を縫って小さな封筒状する。
裏返して、中にマグネシウムの粒を入れる。
今回100gでこんな感じ。
端を折り返したら吊り下げられるように紐を取り付けておく。
千切れないようにしっかり縫い付けて。
口の所を底に対して十文字になるように、横に閉じる。
そうすると、三角形のテトラパックの形になって洗濯機の中で洗濯ものに紛れても分かりやすい。
ちくちく手縫いだけど、あっという間に出来上がり。
なぁーんだ、簡単。
ころりんとして可愛い。
高純度のマグネシウムを水の中に入れると水素の気泡が発生し、アルカリ性の水素水を生成する。
この水には非常に高い洗浄力あって、 皮脂汚れの分解率は洗剤と同様の30%もあり、臭い成分の分解率は洗剤の約10倍。
洗濯ものだけでなく、使い続けると洗濯槽や排水ホースカビや汚れを落としてくれるのも嬉しい。
マグネシウムは菌の繁殖を抑えるけれど、微生物を殺すことはないので排水された後の川や海の水に害を及ぼすことがない。
しかも、植物の光合成に欠かせない葉緑素の主要構成要素。
洗濯後の水には衣類に付いていた皮脂や老廃物などが入っているけど、これはいわば窒素・リン酸・カリウムという肥料の三大要素。
だから、お風呂の残り湯や洗濯した水を鉢植えや植木にあげるといいらしい。
口に入ったとしてもマグネシウムは骨を形成する他、代謝を助けたり体温・血圧を調整したりする必須ミネラルの一つなので心配ない。
わざわざ高い水素水精製機を買ったり、水素水を購入しなくても、粒をいくつか水に入れておけば水素水が出来てしまう。
実際洗剤として使ってみても、粉せっけんを使っているのと遜色ない。
むしろ、長く被っていた皮脂汚れの匂いのする帽子や汗の匂いのするタオルもすっきり。
あれっ、という感じ。
洗濯ものと一緒に洗濯機に放り込むだけ。
しかも、すすぎは一回ちょろっとすすぐだけ。
洗剤の泡や残りを気にしなくてもいいし、柔軟剤など不要。
脱水機に一緒に入れて吊るして干しておくだけでОK。
何て楽ちん。
しかも300回以上使えるので、一年以上使える。
お風呂に入れると水素水風呂。
入浴する30分ほど前に沈めておくだけでいい。
洗濯に使うくらいだから、皮脂汚れもさっぱりする。
うちは五右衛門風呂でもともと芯から温まる風呂だから違いが分かりにくいのだけど、給湯器のお湯でも湯冷めしないくらいポカポカ温まるのだとか。
なんだか、良いことずくめのマグネシウム洗剤。
自分で作ればとってもお得。
もっと早くに作ってみればよかった。
これで、この夏の超汗臭い和尚さんのタオルも安心。
それが一番うれしい。