三重県津市の家城(いえき)神社。
元々は諏訪神社だったのが白山比咩神社などを合祀して「家城神社」となった。
この地域は、昔々修験者が加賀の白山から持ち帰った白鷺が舞い降りた7箇所に祠を建てたという「白鷺伝説 七白山」が伝わっており、家城神社はその5社目にあたる。
七つの神社を巡ると、加賀の白山に詣でたことになるらしく、大正時代には盛んに七白山詣りが行われていたそうだ。
そして、この神社の森の奥には「諏訪のこぶ湯」と呼ばれる霊泉がある。

日本書紀にも逸話が出て来るほど、古くからある霊泉。
遠くからもこの水を求めて訪れる人が絶えないとか。
長く入院する病人の為に、お水をいただきに上がった。

参道の奥に鎮座されるは、菊理媛神(くくりひめ)様。
先ずはご挨拶を。

お水をいただきに参りましたと申し上げて、いざ「こぶ湯」へ。
狛犬の脇には案内板。

指し示される方向へと進む。
森を抜ける道が整備されている。

途中にはいくつもの案内板。
古い時代からの歴史ある霊泉らしい。

落ち葉が積もる道にも、古い案内板。
皆、この道をどんな思いで抜けて行ったのだろう。

森を抜けると雲出川に出る。
伊勢神宮の五十鈴川を思わせるせせらぎ。

この川の脇の岩盤から霊泉が湧く。
今ではパイプを通してあり、タンクに詰めやすくしてある。

「こぶ湯」という名だけど、冷たい冷泉。
口に含むと硫黄の香りがする。
おいてあるバケツには白い湯の花が見える。

今ではくり貫かれた岩の湯船には水を溜めていない。
岩からパイプで直接、お水をいただくスタイル。

しっかりと成分表も掲げてある。
ここで謹んでお水をいただく。

今の時代でも絶えず人が訪れる霊泉。
病が癒えますように。
健やかに過ごせますように。
願いを込めて、お水をいただいた。
家城神社の神々様、ありがとうございました。

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