的場梨沙編には薫ちゃんは登場していないのですが、小春ちゃんの台詞で言及がありました。梨沙とこずえが同じオーディションを受けるためベテラントレーナーさんにレッスンをうけている場面でした。
 彼女たちが演じる少女は、事件の容疑者である教師の教え子らしい。ベテラントレーナーさんからは、先生が容疑者とは知らないから、無邪気に質問に答えるよう指導がありました。
 そこで、こずえがPに質問します。


 こずえは、無邪気のお手本についてPに訊ねてからレッスンに臨みます。Pは無邪気の例示の筆頭に薫ちゃんを挙げています。
 こずえは台本を持たずに進み出て、晴から台本を忘れてると指摘され、この台詞。


 こずえが台本を覚えるのが得意であることは、従来から描かれていましたが、ここでその設定が使われました。Pや見学している一同も驚きましたが、梨沙が差をつけられてショックを受けているような表情をしていて、天才こずえが梨沙に立ちはだかる壁の一つになっていることが示唆されました。
 そして、始まったレッスンで、この表情。


 先の平時の表情と比べ、上手に無邪気さを表現しています❗
 一同の反応。


 ここでこずえが台詞を喋っているのですが、その台詞回しにも一同驚いているのではないかと思われます。

 晴と小春の感想。小春が言う、「薫ちゃんみたい」というのは、表情のみならず、台詞回しも薫らしかったのではないかと思われるのです。
 参考画像は第52話の薫の表情です。


 相通じるものがあると思われるのです。こずえは、薫の表情や口調を上手く真似たのではないでしょうか。

 薫は無邪気で天真爛漫な子ですが、のべつこのような表情をしている訳ではなく、むしろむしろころころ変わる表情の中で、ここ一番という時にあの笑顔を見せています。それを逃さず捕らえ、自分の表情として表現して見せたこずえは、天才の名が相応しいアイドルなのです。