こんにちは!耕す太郎です。



本日はまず僕に宣言をさせて下さい。








僕は世帯主だ!!









世帯主だ!!








ありがとうございます。











遡ること13年前…



2011年の事です。



お嫁ちゃんと入籍をした年です。



元々僕らは別々の単身用のマンションに住んでおりました。



婚約してからの数カ月間。



入籍まではまだ期間がありました。



そんな中、別々に暮らしていてもお金ももったいないので一緒に暮らすことになりました。



色々な利便性を考えるとお嫁ちゃんが住んていたマンションに僕が移住するのが最適でした。



まだ入籍はしていません。



そんなわけで当時の世帯主はお嫁ちゃん。



そして僕の続柄は同居人。



会社や役所の提出書類にそう記載するのはためらいがありました。



男のくだらないプライド。



そんな僕でしたが、無事に入籍を済ませ、後に可愛い娘たちも生まれ。



そしてマンションを購入。



60㎡の3LDK



ありきたりな間取りではありますが、僕にとっては立派なお城。



そして、そこの世帯主なわけです。



なにより自分が持ち家を購入したという事より、娘たちに実家を作ったという喜び。



そこの世帯主です。









耕す太郎よ、なぜそこまで世帯主にこだわるんだい?









はい。



ごめんなさい…



男のくだらないプライドかもしれません。









こいつが原因です。





はい、どん!





愛猫のきなこです。



僕はいつもソファの端っこが好きで、そこで過ごしております。



しかし、こいつがいつもそこを占領します。



無理やりどかそうとすると…



「やめてよ!かわいそうじゃん!」



家族から集中砲火です。








お嫁ちゃんが長女ちゃんにランドセルしまってよと注意しても、その時に長女ちゃんの膝の上にきなこが乗っていると…



「今は無理だね。後でしまっておいてね」







、、、、、、、。








まさかのきなこの眠りが優先されます。







「お父さんも静かにしてよね」









なぜだ…










僕は世帯主ですよ…











きなこが鼻を舐めても!




「かわいい」




世帯主なのに舐めたら怒るくせに!!











きなこがう○ちをしても!




「たくさん出たね〜」




世帯主なのにトイレに入ってるだけで「換気扇つけた?」って聞くだけのくせに!













!!!!!











あ…










あれは…









どん…






この水玉の湯呑みは僕がお気に入りの湯呑みですよ…



「きなこが妙に気に入ってさ!これじゃないと嫌みたい!」





僕は怯えています。





世帯主の座を脅かされております。





また昔のように同居人に逆戻り…

















同居人に王手…です…










くそ…









くそ…











負けたくない…











負けたくない…










僕は世帯主です…










にゃー








う…







負けないぞ…










にゃー










負けないぞ…









にゃー






ひ、膝の上…






負けそうです…





おしまい。