こんにちは!耕す太郎です。




ここは、忍びの館なのでしょうか?




それとも武家屋敷?




小さな物音一つでも命取りなのです。











時は遡ること数日前。



僕はお嫁ちゃんからクレームをもらいました。





「夜中のトイレ、うるさくない?」





僕は料理も好きだし、お酒も大好きなんです。



はい!どん!





だから飲みすぎると夜中でもトイレに行きたくなってしまいます。



でも僕なりに気を使って音をたてないように気をつけているつもりです。





「扉を閉める時も凄い音だし、スイッチもあんなに強く押す必要ある?」




そんなに激しくやってるつもりはないんだけどなあ…




「朝も起きてから足音もうるさいよ」




どうやら僕の動く音で眠りから覚めてしまう事があるみたいです。



僕なりには気をつけているつもりですが、確かにお嫁ちゃんは敏感に物音を察知して、すぐに目が開くという武士の様な特性の持主です。



世が世なら、僕はもうすでに何回も斬り捨てられていた事でしょう。



それからというもの、夜中に起きると抜き足、差し足、忍びの足なわけです。



しかし人間とは凄いものです。



その環境に適応出来るようになってくるんです。



どうやって僕が夜中や朝方のトイレに向かっているかお伝えしたいのですが、まだまだ文才が足りません。



ごめんなさい…



しっかり伝える自信がありません。



僕の適応っぷりを動画や写真でお見せしたいです!!



でも暗い部屋で写真を撮るわけにもいきません。



それで起きちゃいます。



本末転倒ですよ。









そんなわけでイメージ画像で感じて頂けたらと思いました。
















まずは音をたてずにスッと立つ!



              イメージです。

















扉を最小限に開いてサッと出る!



              イメージです。


















優しく、そして確実に電気のスイッチを押す!



              イメージです。



















後は想像にお任せします!


              イメージです。





そして僕が起きるともう一人起きるわけです。


お嫁ちゃんですか?


いいえ違います。


僕はイメージ通りに動けていますから起きるわけがありません。


起きるのはこいつです。



愛猫のきなこ君です。


起きたてで元気なものですから、走りまくり、飛びまくり。


挙句の果には物を落とす落とす。


せっかく僕が音をたてずにここまで来たのに台無しです。


ガチャ…


ほらお嫁ちゃんが起きて来ましたよ…





「何の音?」





「きなこが暴れて…」





きなこよ、君もお嫁ちゃんからお叱りを受けるに違いない…





お気の毒に…






「きなこだったかあ〜げんきだね〜かわいいねえ〜」







、、、、、、、、、、。









忍びとは己のこの気持ちにも耐え忍ぶのでしょうか?






忍びとはこれに堪えるんですよね?







それはイメージですか?






いいえ、ダメージです。


おしまい。