「軽くて丈夫なスイレン鉢 =60cmの特大サイズ= (黒) メダカにもビオトープにも」を購入したのでレビューします。





プチプチで巻いただけの何ともワイルドな包装で届きました(笑)
それでも宅配ボックスには入らなかったです。




デカイ!軽い!黒い!
って見たまんまですねスミマセン。 

直径60cm高さ30cm。
水量は…スミマセン計ってません。
似たような大きさの陶器の睡蓮鉢では
(約)外径60cm 高さ24cm 容量34L
とあるのでそれ以上は確実かと… 

球の体積は 4 × π × 半径 × 半径 × 半径 ÷ 3なので
半球状のこのスイレン鉢はザックリと
4×3.14×30×30×30÷3÷2÷1000=56.52L
50L位入るのかなぁ…うーん… 

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杜若園芸様でも同じ鉢を取り扱っておりました。
以下データを拝借。 

直径63cm(内径57cm)
底径約29cm
高さ33cm(足部分高さ:4cm)
容量(満水):約55L
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と、取り敢えずデカイは正義です。
水量が多ければ多いほど水質も水温も安定します。 

そしてプラスチック製だから軽くて取り回しが便利です。 

全体が黒いのでメダカの色揚げ効果等も期待出来ます。



(ここからまだ商品が届いていないので予定と言うか妄想になります→追記、無事届きました)


シンセー 観賞魚用底砂 ブラックホール 8kg 

スドー メダカの大つぶ玉土黒 5L

早速設置と行きたい所ですが、底床を上記2つでかなり迷いました。
せっかくだから黒い底床が良いなぁとまでは直ぐ決まったのですが、土(ソイル?)にするか砂利にするかで延々悩みました。 

スドーさんの新製品、大つぶ玉土黒は恐らく普通の赤玉土と同様に使って良いのでしょう。ビオトープと言ったら赤玉土!という位に定番ですので、そのブラックタイプが出たとなってはついつい食い付いてしまいます。しかも大つぶ玉土黒は洗浄不要でそのまま注水出来るとあります。凄い理想的… 

しかしながらやはし土は土。経時変化でジワジワとヘタって行き、3年もしたら丸ごと交換リセットが必要になるでしょう。その点砂利であれば半永久的に使えます。ただしバクテリアの付着効率は多孔質な赤玉土に劣ります。 

シンセーさんのブラックホールは、砂利粒が丸みを帯びているのでメダカを傷付けにくく、またpHの変化もほとんど無いとのこと。これはこれで魅力的です。ただ水洗いは必要なのでちょっと大変です。

正直どっちもどっち、一長一短なのですが、最終的に今回はスドーさんの大粒玉土黒を選んでみました。 




睡蓮鉢の底に大つぶ玉土黒を敷いてみたのがこちら。
5Lで丁度良い案配かなと。


さてビオトープを作っていきたいのですがここで問題が…
この鉢、底が小さい上に高さ30cmとかなり深い。底が小さいので複数の水生植物のポットを沈めるのは難しいですし、セオリー通りに睡蓮を入れるとなるとかなりの嵩上げが必要です。 

色々悩んで今回選んだ水辺植物がこちら。 

(ビオトープ)蓮 ハス 色指定なし (1ポット)植替え済 

蓮です。 

こちらのハス、10号のビニールポットに植え替え済みで届きます。
植木鉢のサイズは1号毎に直径3cmづつ増えるので、10号と言ったら直径30cm、標準的な鉢の高さは直径と同じなので高さも30cmあることになります。ポットの大きさでこれです。ここからニョッキニョキ葉っぱや花が水上に伸びます。正直バカデカいです。
ビオトープ向きの代表的な植物でもあるにも関わらず、検索しても睡蓮ばっかり出てくるのは、一重にこのデかさに問題がある気がしてなりません。不憫な。 

しかしそのデカさも今回の60cmスイレン鉢にとってはジャストフィット。正に蓮を植える為に生まれた鉢ではないかと。 

ちなみに上ではおまかせで色指定無しのリンクを貼っていますが、実際に私が購入したのは「童歌(ワラベウタ)」と言う白とピンクの花の品種です。説明文に中小型とあったので、あまりにもデカくは成らないでねとホンノリ期待して購入しました。 

小型のハスには茶碗蓮と呼ばれる物もあるのですが、そちらの方は7号ポットで届くとあり、ちょっと小さすぎて水没し過ぎちゃうかなと思い断念しました。






梱包の様子も参考に成らば…とにかくデカイ!




既に植え替え済みなので設置は簡単。

まずビニールポットを土の入っているところまで切り取ります。

そしてポットごと睡蓮鉢に沈めます。


水を張って完成です。


黒いデカいデカい!
大きな花ハス鉢が出来ました。
後日メダカを投入したいと思います。


(追記)




メダカを投入しました。
今回はヤフオクにてミックスラメメダカ30匹+αを落札してみました。
数えられなかったため+αが何匹かは謎ですが結構入っているような…
蓮(とアナカリス)だけの睡蓮鉢が一気に華やかになりました。
蓮の花が咲いたらまた追記していきたいです。






さてここからはちょっと独り言。

赤玉土はpHを酸性に傾けます。
以前使用したスドーさんのメダカは天然黒玉土の説明にも飼育水を酸性にするとあり、今回使用したメダカの大つぶ玉土黒も同様に酸性に傾けるのでしょう。

しかしメダカやタニシの飼育には若干アルカリ性側に片寄っていた方が良いと有ります。
ですので牡蠣殻を入れたりしてpHを調節したりする場合があるのだそうです。

…ゆっくり溶けてアルカリ性(塩基性)にするものなら何でも良いんじゃないかな?って思い至ったのが、百均の酸素を出す石、酸素ブクブク君(酸素発生剤)です。

実は家族が買って来たものの、水質をアルカリ性に傾けると聞き、未使用のまま放置していたブクブク君が1箱あるのです。

酸素が出る石の主成分は過酸化カルシウム、水と反応して酸素と水酸化カルシウム、所謂消石灰を生成します。

消石灰は強アルカリ性ですが劇物指定は受けていないため、酸性化した河川や土壌の中和剤として使われることもあります。

これは良いんじゃなかろうか?
赤玉土で酸性に傾いた所を、酸素ブクブク君でアルカリ性に中和する。ブクブク君はゆっくり1ヶ月掛けて溶ける為、急激なpH変化はありません。しかもオマケにエアレーションまで出来る!って本来はエアレーションが目的の製品なはずですが。

個人的なお話で恐縮ですが、わたくし水質浄化ですとか水処理的なお仕事を実はしております。で、この業界の格言みたいなのが有りまして、それは、「(水処理で)困った時は消石灰」と言うものです。pH上げたい時に安価で使えますし、消石灰スラリー自体が核になり良好な凝集沈殿作用が見られたり…とまぁ平たく言えば万能薬みたいなものなのです。

脱線しましたが、メダカの大つぶ玉土黒を敷いたこのビオトープ、酸素ブクブク君入れちゃいます。目的の第一はpHの中和、おまけはエアレーションによる酸欠防止です!

って説明文読んだら水量1.5~3Lに対して1~2粒の割合で入れてくださいってありました…1箱3粒しかない…うーんとりあえず全部入れちゃえ。土だけで5L入って居ますからこれだけじゃ誤差みたいなもんかな…逆に言えば安心安全。手元にpH試験紙が無いのが悔やまれます。どなたか本格的に検証して頂けないでしょうか(他人任せ)。

  

 



独り言が長くなりました。
赤玉土+酸素ブクブク君、どうにか流行らないものでしょうか…良い線行ってる気がするのですが…
既出だったらスミマセン。

~追記~ 


今回は時期がずれていた為か花は咲きませんでした。
画像は21年9月頃。
ヒメタニシが乗っている白いタブレットが酸素ブクブク君です。