今日は、いっぱい煮込んだから、美味しいよ照れ

そう言って自慢げに語る母親の得意料理は、カレー。

当時CMで流れていた、ヒデキ感激でおなじみのバーモントカレールーを使ったカレーを作り、食卓に彩りを添えていた。




ただ、母親の作るカレーは、しゃびしゃびのカレーであり、旨味がなかったショボーン

当時、子供だったオレは初めて食すカレーに、何で味がないんだろう?と不思議に思っていた。


リンゴとハチミツとろ〜りとろけてる

と書いてある通り、リンゴの味もしなけりゃ、ハチミツの味もしなかった。

子供心に、確認のしようがなく…キョロキョロ、しゃびしゃびのカレーを前に、カレーは不味いもんだと先入観を植え付けられていた。



家で出てくるカレーは、しゃびしゃびの旨味のないカレーで美味しくなく、バーモントカレーを使ったカレーであると言う事実だけは、確認できていた照れ


そんなある日、学校の給食でカレーがでた。


家でいつも、しゃびしゃびのカレーを食べていたので正直、食べたくはなかったが…

ひとくち口にした途端、あまりの美味しさに衝撃が走ったびっくり

給食のカレーは、しゃびしゃびではなく、トロミがかった旨味のあるカレーであった為、何でこんなにドロっとしてるんだ?
と疑問に思った。

クラスメートに訊いて、カレーについて質問もした。


給食のカレーと家で食べるカレー🍛、どっちが美味しい?

友達は、すかさず家で食べるカレー🍛の方が美味しいと答えた。
給食のカレーより、家で作る本格的なカレーの方が美味しいよ!と言い放ったニヤリ


何だよ…本格的なカレーって?

給食のカレーに感激していたオレは、途端に恥ずかしくなった。

給食のカレーの味を超えるカレーを皆んなは、家で既に経験しているんだと…ショボーン



そんな記憶を得て、家に戻り今度、カレー作る時には、ハウスのバーモントカレーは止めて、違うカレールーを使ってくれ!と母親にお願いをした🙏


もう…俺の記憶の中では、バーモントカレーは美味くないと刷り込まれていたので、ヒデキのバーモントカレーを毛嫌いしていた。



なんなら、テレビ📺に流れるCMも嫌っていた。

ぜんぜん、美味しくねえじゃんムカムカ

とろけるおいしさとか嘘じゃんもやもや


と…本質を理解しないまま、バーモントカレーのせいにしていたプンプン

そして、


母親に、給食で食べたカレーの話して、次作る時に、本格的なカレーをお願いして必ずバーモントカレー以外のカレーにしてくれと念を押した爆笑


それから数日が経ち…

学校の帰り道、自宅にもどる過程で家の換気扇からカレーの匂いが漂う🍛


おっ?夕食はカレーだ!と気が付く口笛

家に入りすかさず、母親にカレーか?聞くと…


そうだと言った。今日もいっぱい煮込んだから美味しいよ!とも言い。リンゴもすりおろしたものも混ぜてあるとも言ったラブ


家で本格的なカレーが食べれる!!…と子供ながらに胸が踊り、期待したお願い



そして、食卓に出てきたカレー🍛は、いつもの、

しゃびしゃびのカレーであったえーん


これじゃない感…MAXムキー


バーモントカレー使ってないよね?と母親に確認。

何で、ウチのカレーは、スープみたいにしゃびしゃびのカレーなのか?カレーの風味は、するけどカレーの旨味がないので黄色いスープにご飯が添えてある代物であった。



俺の横で親父は、文句ひとつ言わずいつもの、しゃびしゃびのカレーを食べている。

ただ食べる前にカレーにコーミの濃口ソースを必ずかけて食べていた。


コーミの濃口ソースで旨味を補っていたのだ。じゃないと正直…食えない。

大人ならではの工夫である。


ただ当時、子供である俺は気が付くはずもなく、文句言うなら食べるな!と母親に一喝されて終わっていたえーん


うちじゃ本格的なカレーは食べられないとこの時に悟った

そして時が経ち…


1986年に家の近くに、本格的なカレー🍛が食べられるんじゃないか?と噂されるカレー屋さんが出来た。

それは、
ココイチのカレーだった。


当時、カレーの専門店は珍しく、親に連れて行って欲しかったが、あいにく母親はココイチを毛嫌いしていたショボーン

なので大人になるまでココイチに行く事はなかったのだったえーん


悲し過ぎる…笑い泣き


そして、あれから30年が経過し…

実家に帰った時、母親がカレーを作っていた。

せっかく帰って来たんだから、食べて行きなさい。

今日は、いっぱい煮込んだから美味しいよ!照れ


安定のしゃびしゃびのカレー。

旨味のないスープみたいなカレー。


不味いけど…

これが

おふくろの味照れ