夜に連絡が来ると聞いていた、自称彼氏から電話が鳴る☎


なんか、絶対文句言われるだろうな…とか身構えていたが、独身同士の男女の関係を言われる筋合いもなければ、問い詰められたとして、相手が誘って来た顚末を説明してやろうと思っていた。


そして電話にでる。ガチャ

カズ「はい。もしもし…


自称彼氏「カズさんでいらっしゃいますか?


カズ「はい。そうです。


自称彼氏「この度は、大変ご迷惑おかけしました。飲み会をされるそうで、急に行けなくなり、申し訳ありませんでした。


口調が、穏やかで攻撃性が一切ないキョロキョロ

それに加えて声が歳とってる声質で、まるで、おじいちゃんと喋っている様な感覚だったニヤニヤ



まるで、大滝修治を彷彿させる、穏やかな喋り口調で終始、落ち着いていた。


自称彼氏「せっかく準備して下さったのに、準備費用も掛かっていらっしゃるでしょう…?


カズ「飲み会は、もうやらないので、いいですよ。気になさらないで下さい。
もう、一切関わらないので安心して下さい。



おじいちゃん「そう言って頂けると、有り難いです。のり子へもちゃんと伝えて置きます。ありがとうございます。おやすみなさい…。


ガチャ。




お父さんだろコレチーン


それか、おじいちゃんチーン



身構えて予測していた分、拍子抜けした。


何が彼氏から電話だよ!…と思った反面、もし、親御さんなら、常識ある人だな…とも思った。

そして…


のり子とも完全に縁が切れて、一件落着

おわり