あの研修から、一切合切やり取りをせず、ある意味、のり子を放置していた現状であった…。




仕事をする分には、普通に会話はしていたが、あの事には触れず、LINEもプライベートの電話も一切やらなかった。


のり子からも、LINEも電話もなかったので、(と言うか、この対応にイラ立ちながらも冷めていったと推測される)、このまま何事もなく、なかった事に出来るんじゃないか?と感じ始めていた。


オレも、やっている事は卑怯なので何も言えないが、好きでもない女と関係したからと言え、このまま交際がスタートするのには、納得が行かなかった。

そんな最中、研修から2週間程たったある日、のり子から飲み会について話を振られる。


のり子「前に飲み会やるって話し、あったじゃない?あれ、わたし参加しないから

カズ「あの、続きの飲み会の話し?


のり子「彼氏から行くな!って言われてて、その事で今日、そっちに電話するらしいから出てね。番号教えたから。





突然、のり子から、彼氏が居ます宣言をされ、今日その彼氏から電話📞が掛かるから、出ろと言われる真顔


カズ「飲み会なんか、やらんでいいよ。もう、忘れてよ。


のり子「いや、彼氏がどーしても話したい事があるって言うからさ〜、電話でてねムカムカ




頭オカシイのか、この女は。と思ったが今までスルーしてきた自分の卑怯さも感じていたので、一先ず承諾しておいた。



そもそも…



彼氏さんが居るなら、アプローチしてくるんじゃねぇ…!

と思ったし

この女、頭オカシイわチーン

とも思った。



そして、しょーもないケジメを付けるべく、その自称彼氏からの電話📞を待つ事となる………。