新トンネルの名称は「沼津アルプストンネル」です
国道414号線(静浦バイパス)の下香貫・大平間のトンネル名称が「沼津アルプストンネル」に決まりました。
414号は全国屈指の観光地、伊豆半島の下田市と沼津をつなぐ幹線道路であり、日常生活はもとより、観光シーズンには観光地伊豆へのアクセス道路として、重要な役割を担っています。
しかし静浦地区では、朝夕の通勤時間帯や観光シーズンを中心に、慢性的な交通渋滞が発生し、車両の通行に支障をきたしているとともに、南海トラフ地震の津波被害想定における、津波浸水域内に位置していることから、静岡県では、安全・安心な道路環境の実現のため、静浦バイパスの整備を進めています。
平成4年の都市計画決定以来、下香貫・大平地先の用地補償費は、79億6千万円。すべての買収が終わり、平成25年度から1177メートルのトンネル掘削を開始しました。トンネル内の幅員は、車道・自転車道・歩道を含み、全27メートル。トンネル部分の工事費は39億6千万円の巨額になり、供用開始は平成30年代の初期が予定されています。供用開始を前に、県沼津土木事務所は「(仮称)静浦トンネル・トンネル名検討委員会」開催し、トンネル名を「沼津アルプストンネル」とすることに決めました。
沼津アルプスは、香貫山・横山・徳倉山・鷲頭山・大平山を結び、広く山岳愛好家に親しまれた低山ですが、その中の徳倉山をくりぬき、下香貫と大平を結ぶ地域にとって、重要な交通基盤整備となります。供用まで3年余の期間がかかりますが、沼津南部地域の発展に欠かすことのできない事業です。一刻も早い開通が期待されます。
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