沼津駅高架化事業に、川勝知事が不退転の決意 | 静岡県議会議員(沼津市)多家一彦のオフィシャルブログ

沼津駅高架化事業に、川勝知事が不退転の決意

 六月定例県議会の所信表明で川勝知事は、沼津駅高架化で推進姿勢を鮮明にし、下記のような決意を述べました。これにより沼津駅周辺総合整備事業は大きく前進します。


『沼津駅周辺総合整備事業についてであります。


この沼津駅周辺総合整備事業は、沼津駅周辺の交通問題、南北市街地の分断等の問題の解消にとどまらず、鉄道高架により生み出される土地を活用し、県東部地域の拠点にふさわしいまちづくりの実現を目指す、極めて重要な事業であります。その必要性につきましては、十分に時間をかけて地元の皆様の御理解に努めてきたところであり、もはや反対する理由はなくなった、と考えております。


私自ら、現場に幾度も赴き、地権者の御意向を伺い、日本貨物鉄道株式会社に働き掛けました。その結果、地元の皆様に受け入れていただける実質待避線として、JR貨物に御同意をいただいたところでございます。


沼津市原地区の新貨物ターミナルにつきましては、沼津市が平成二十九年度末までに、用地取得を終えるとの目標を示しており、用地交渉は、まさに正念場であります。今後、沼津市とともにこれまで築き上げて参りました信頼関係を生かし、誠意をもって交渉を進めれば、必ずや必要な用地を御提供いただけるものと信じております。また、用地取得と並行いたしまして、工事に必要となる技術的な検討業務を進めており、来月には、新車両基地、新貨物駅に続き、鉄道高架区間の調査設計業務を東海旅客鉄道株式会社と契約いたします。


沼津市による用地取得完了後は、直ちに工事に着手できるよう、引き続き、準備を進めるとともに、早期の事業完成を目指し、不退転の決意をもって取り組んでまいります。』


※今月の雑感は文字色を変えてお届けしています。