南紀白浜へ
貴志駅の売店で飼われていた三毛猫のタマが正式に駅長に任命されて一躍有名になった和歌山電鉄貴志川線。
あれからもう20年近く経って(ますよね?)、もうブームは終わって落ち着いているのかと思ってましたが、土曜日とは言え、朝10時頃の列車にしては観光と思われる方が結構乗車されています。
時間に余裕があるので終点まで乗り越し、何代目(?)かのタマ(?)に会おうとしたけれど、駅長の前が混雑しそうなので本来の目的駅で下車してしまいました(笑)
(色んなデザインの電車が走ってます)
これは3月末のことですが、そんな電車に乗って友人夫妻のセカンドハウスを訪ね、昼食から夕食まで丸一日お付き合いしてもらいました。
家内がその日に合わせて「南紀を巡りたい」と云うので、和歌山市内から南に向かって足を伸ばすことにしました。
大阪に長年住んでいると隣県の和歌山県に行く機会がとても多いでんす。
独身時代は海水浴。子供が小さい頃は川でキャンプ。仕事関係では会議や、旅行を兼ねた集まりで南紀の観光地や温泉旅館へ。決してオーバ-ではなく毎年と言ってよいほど和歌山県にはお世話になってきました。
それだけに家で旅行対象に和歌山県が候補にのぼることが無かった(笑)
友人と別れた翌日はまず白浜に。
こうして純粋に観光だけに訪れるのは多分初めて、何か不思議な感じです(笑)
(白良浜(しららはま))
真っ白な砂に、青い空と青い海が良く似合います。
夏には混雑の海水浴場ですが、嬉しいことにこの日は人もまばらで穏やかな風が流れます。
私のそんな白浜でのお目当ては昼食。
(花より団子、色気より食い気!?)
海のギャングと呼ばれるウツボが目当て。グロテスクな見た目と違ってしゃぶしゃぶやお造りで食べるととても上品な白身。
「捕れればお願いします」と料理を予約していたけれど、この日は残念ながら「水揚げがなかった」と云うことで残念でした。(ウツボの唐揚げはあります)
この店はうどんや丼物、定食もある町の食堂で今もそのメニュ-はありました。でもほとんどが観光のお客さんでクエやセミ(クツ)エビなど等、ビールやお酒で魚貝類を楽しむ人がほとんど。私達も観光客で同じなんですが。
かつての食堂のゆる~い感じの空気感が無くなり、予約予約のお客さんで大繁盛店になっているのにはびっくり。良くも悪くも時代は変わってしまいます⤵
昼食を終え、旅館のチェックインまで三段壁と海中公園に。
(三段壁 / 海中公園)
三段壁では迫力ある波が打ち寄せる洞窟にエレベ-タ-で降りることができます。お金もかかることだし、今回は家内だけで(笑)
海中展望台、前に行った時は海が荒れていて海中の濁った水しか見えなかった(笑)ので再び潜ってみました。"海中"にちょっと興味がそそられるんです。
今回は小っちゃなフグの仲間とチヌ(?)が泳いでるのが見えました(笑)
小さな子供さんなら、一度に沢山の魚が見られる水族館とは違う面白さを感じるかもしれません!?
観光はほどほどにして旅館に入ります。
宿は少し古さを感じる所も出てきているようだし、以前から泊まることが多かった旅館なので目新しさもないけれど、この海はいつ見ても新鮮で(笑)
やっぱり白良浜のこの景色が好きなので宿はここにしました。
(部屋からの景色)
( 波打ち際、水遊びの子供達 )
波の音が聞こえる露天風呂に浸かると空腹感が出てきてお腹が鳴ります。湯量が多いお風呂は湯圧で温まりやすくて血行も良くなるんでしょうかね?
わがままなのか、旅館の流れに沿った品数が多い料理は余り好まないけれど、湯上りのビ-ルには温泉旅館の良さを感じます
ゆっくり過ごした翌朝は白浜から更に南の串本へ向かいます。