失敗つづきでもやもや

 

時間ばかり過ぎてしまって一向に仕上がりません。これが仕事だったら大変。今回は見事なほどスムーズに運びませんでした(笑)

 

 

最近、紐づくりに続いてタタラ作りも少しは上達したいという気持ちが湧いてきました。良い意味で少し欲が出てきたんでしょうか。

 

そんな思いを持ちながらも苦戦することが多いので、ついついタタラ作りから遠ざかっています。(そこは乗り越えて頑張らないと・・・)

 

 

陶芸を始めた当時は、

タタラ作りって一番簡単そうに思ったけれど、それ大きな誤解でしたね。

 

 

板皿を作るのも、立方体を作るのも難しいです!?

丁寧さも必要だし、性格的にちょっと不向きかもしれません。

 

 

その性格を直す時間は残されていないので(笑)、昨年5月に作った建物(ベ-カリ-ショップ)の蚊遣り器のお隣さん(カフェ)を作り始めました。

 

 

ある程度本体が出来たら、作業がし易いように高い位置でパーツをくっつけたり、化粧と絵の具で装飾をしていきます。

 

 

残念ながら立方体を寸分の狂いもなく組み立てる腕がないので、仕上げの悪さに目が行かないように、そこにくっつけるパーツは意図的に指で作って手作り感を出しておきます。誤魔化しですね⤵

 

 

今回作っているのは蚊やり器ではなくて香炉。

線香状のお香も、耐熱皿に乗せたお茶も燻せるようにしておきます。

 

 

同じならばと勢いよく2軒も作りました。

細かい所さえ見なければ十分楽しめる香炉なんです。

 

(練習がてらの2軒)

 

手前の白いテント、壁と同色で少し地味かなと思って青く塗り直します。

 

 

テントの色変更は大失敗。なんか色が合ってなくて安っぽいもやもや

 

ともあれ、練習がてらとは言いながらも一生懸命作った本気(笑)の2軒なんです。

 

(釉掛け)

 

 

こうして2軒が本焼きの窯から出て来たんですが、ピッカピカで品が無いもやもや

釉薬の濃度を低くするのを忘れてました⤵

 

 

実際の住まいは新築歓迎ですが、ちょっとこれはいただけません・・・

 

 

赤いテントのこっちもこっちで・・・

 

(ひどい)

 

少し屋根を薄くし過ぎて、つっぱり兄ちゃんの頭髪のように軒先が前に垂れ下がってしまったもやもや 煙突まで傾いてしまいましたよ。詰めが甘いというか、何と言うのか・・・

 

そして古壁も筆塗りで不自然なムラが出て良くなかった。更にそれさえもピカピカ光る不自然さ。なんとも落ち着きを感じない家もやもや

 

 

 

 

 

翌日、さあぁ~気を取り直して、

さすがに2軒を作り直す気力は無いけど、せめて1軒は作り直さないと。

 

 

「・・・あせる

 

今度は成形し直した屋根をうっかり部屋に出しっ放しにしてしまって波のように歪んでもやもやしまいました⤵ 雨漏り確実。

ほんと何やってんだろね!?

 

 

(出しっ放した屋根)

 

ぼやいたところで仕方ない、もう一度屋根だけ作り直します。

 

 

 

 

 

重りを乗せ、箱の中で屋根をゆっくり乾燥させている間に壁面塗装(笑)。

 

 

 

 

色塗りの最中、こんどは手に持ったパレットを店の看板に当ててしまい。

「ショック~」涙出そう・・・もやもや

 

ここまでやらかすと、さすがにストレス感じます(笑)

 

 

コヒ-タイムで1拍おいて、平常心を取り戻してから再び看板を作り直し。

 

 

それにしても、楽しみの陶芸でストレスを覚えるのはどうなん(笑)

(自分が悪い)

 

 

本体がほぼ乾いてしまってるので接着には気を使います。

 

 

なんやかんや、看板も無事に復活しウインク

このカフェ、煙突から煙をあげるのは間もなく!?のはず!?

 

 

素焼きを終え、

 

 

筆で少し加色修正。

 

難がない訳じゃないけれど、失敗の数々を振り返るともうこれで十分(笑) とにかく四苦八苦、七転八倒の香炉づくりでした。

 

 

今度は釉薬に気を付けて、落とし穴にはまらないよう仕上げますお願い