早いもので・・・

 

 

「ここに通われて半年になりますね。」

私の年齢の半分より更にお若い陶芸教室の先生の声に驚きました。

 

えっ?もう、そんなになる・・・

この間から習い始めたような気がしていたのに、もう半年?

「月日が流れるのは早い」とは言うけれど・・・。

 

 

 

 

月3回の陶芸教室、

今も手ろくろで紐作りを中心に教えてもらっています。

 

ただ、教えてもらった事の幾つかは次に忘れてしまっています⤵ 更に、次の教室まで少し間があいてしまうと、前回に自分が何を作っていたのかを中々思い出せないこともあって、我ながら困ったもんです。

 

 

 

 

以下、

そんな陶芸教室で手びねりで作った作品です。 満足なのも、そうでないのも(笑)

 

はじめの頃、ひも作りも電動での芯だしと同じで、土台が少しでもブレていると最後まで響いてうまく出来ないことを教えてもらいました。

 

今思えば当たり前と思えることさえ意識できていなかったです。手びねりだから多少歪んでも何とかなると大きな勘違いをしていました。

 

(片口)

 

試すと水切れ良く、酒器としても小鉢としても使える片口。この器の色にはニンジンの朱色が似合いそう・・・

 

 

日本酒は飲まないので、

普段食べることのない人参のぬか漬けを買って来て、べったら漬け、壬生菜も合わせて盛ってみました。

 

 

実用的な器に相性の良い食材が添えられると器がより魅力的に見えます。

 

どんな料理を盛るかをイメ-ジして器を作るも楽し。

焼き上がった器を見て料理するもまた楽し。

 

 

 

こっちの器は好みの色に焼きあがりました(笑)

自宅と違い、還元焼成してもらえるのも教室に通うもう一つの理由。

 

成形もそうですが、それ以上に色合いで器の良し悪しが決まります。

(勿論、素人の私見です。)

 

 

この浅鉢と言うか皿と言うのか、何を盛りますか。ホウレン草のお浸しや、白和えなど上品に盛ってみようかと。

 

 

 

 

次は、手ろくろで口をすぼめる課題。

 

 

最初のこれ、花瓶の口が歪んでます(笑) 

手ロクロで上手に口を作れず、切っては伸ばしを繰り返し、もう修正出来ないほど粘土が薄くペラペラになってしまいギブアップ。私の口も歪みます⤵(笑)

 

それでも、教室の釉薬を試したくて焼成に出しました。

 

「電動でもそれなりに難しい口、何で手ロクロで作るの?」キョロキョロ心の声がしますが、

手ろくろを習いに来ているのを忘れてしまってますね⤵

(そう、練習、練習)

 

 

口は歪んでも、これ好みの色です。

素朴な色合いの花瓶にヨモギやワラビ、アクセントにゼンマイや土筆などの山菜類を入れても面白そう。(そのあとは天ぷら?)

 

 

こっちはタンポポ一輪がいいですか。

 

 

こんな小っちゃな花瓶って、買い求める花より野の花を主役にしたいですね。

 

 

 

その次の教室の課題はフタ物です。

 

私にとっては段々難しくなりますが、珍しく自宅で予習をした甲斐もあって案外スムーズに出来ました。最終的に蓋がピッタリ合うと嬉しいもんです。どこに小っちゃな喜びが転がっているか分かりませんてへぺろ

 

但し、釉薬の選択は難しい・・・

釉薬は相変わらず悪銭苦戦です。結果が良くも悪くも、土と釉薬をしっかりとメモに残して今後の失敗を減らして行きたいです。記憶には頼れそうにないですから。

 

 

色もデザインも中途半端だけど、ラッキョウでも入れて京都の家で使おう

と思ったけれど、

 

 

ラッキョウが無かったので、それまで家内が好きな甘めの梅干しを。

 

 

その次の課題が、口とハンドルなどの組み立て。

この日は前回に成形した本体や蓋などの削りと組み立てでした。

 

 

組み立ては自宅でもしたことがあるので戸惑いは無かったけど、手ロクロを使った削りと組み立てで2時間は短すぎた。時間が迫る中で作ったハンドルがまだ柔らかな内に取付をしたので、中々思う形になりません。

 

教室の時間を考えれば、

削る前に乾燥時間を考えてハンドルを作っておくべきでした⤵ 

教室でのこの教訓、次ベルまた忘れてるかな!?

 

 

色、これ急須としては暗すぎました。

やっとこさ(苦労してようやく)形になっても、

色が好みでないとやっぱりガックリです⤵

 

 

 

 

もう少し工夫すべきでした。

って、どんな工夫をと尋ねられても即答できないけど・・・

 

陶芸、こうししてなかなか思い通りにはならないから楽しいのかなニコニコ

 

 

改めて振り返ってしっかり考えてみると、陶芸と出会ったのが約5年前。

ブランクを経て、趣味としてしっかり楽しみ出してからでも、もう3年が過ぎてます。

 

感覚的にはついこの間のことのように感じているのに・・・。

 

「月日が流れるのは早い」と言うけれど・・・

「年が流れるのが早い」と感じるこの頃。

 

 

生活の中で心待ちにすることが少なくなるのと比例して、時の流れが早まります。 それなりに毎日を楽しめていても、それは余り関係がないようです!?

 

休みの日がとにかく待ち遠しかった小学校時代、次の日曜日まで長く感じた。

一緒に映画を観る約束の日を心待ちにしていた学生時代。

 

「未来はゆっくり訪れ、過去は足早に去って行く」そんな時代が懐かしい。

とは思うものの・・・

 

時の流れ、

それに抗う術もなく、抗う意味もないので、今この時を楽しみます(笑)

 

 

 

数年前、家内のお友達が陶芸教室で作られたお雛さんを頂戴したようで、それを飾らせてもらうと部屋がほんわか。陶芸っていいですね(笑)  

 

 

暖かな日が続いたので、つぼみがアッと言う間に開きました。

 

 

暖かな春がもうそこまで。