初めての復習と予習
8月から新しく陶芸教室に週2~3回のペースで通い始めました。
それは苦手な紐づくりのコツを教えて欲しかったのと、自宅と違って教室は釉薬が豊富、そして還元焼成にも魅力を感じて。とにかく技能的にも一皮むけたかった。
(還元焼成では家では出ない複雑な色で風情あるでしょ!?)
ところが、陶芸教室の3種類の粘土は自宅のと比べると柔らか(過ぎ)。
特にその中の1つの土は腰もなくて、ちょっと苦戦を強いられます。
苦戦の原因は教室の土のせいにして置きたい所だけどそうも行きません。
同じ土、同じ手ろくろできれいに仕上げる方が沢山いるんですから。
そんな土を使い紐づくりで作る一輪挿しは、歪みが出て途中で断念したり、形になっても「完璧!」という出来栄えにもならず
時間が来ると、残念ながらそれらを潰して丸め、後片付けをして教室を後にします。
「上手くできない事も陶芸が楽しい要因の一つ」。
自宅陶芸を続ける中で最近は本心でそう思っていましたが、月謝を支払って、電車に乗って教室に行って、土遊びだけで終えてしまうとやっぱりなんだか悲しい
直近、教室で何とか形になった一輪挿しが一つ二つ出来はしましたが、それで自信につながるわけでもありません。
なので教室で教わった細やかなことを思い出し、自宅で復習がてら手ろくろを回してみました。小学生の頃から「予習、復習」はよく耳にしましたが、それをした記憶がなくて・・・、人生、それが結果に響いて今が(笑)
自宅の赤土、やっぱり作りやすい。
とは言うものの、過去から染みついた苦手意識が先に顔を出してきます。あ~、もっと伸び伸びと楽しく作れるようになりたいよね。
(約500gの土で)
失敗を恐れ、薄くし過ぎず成形します。素早く口を作るのも一つのコツだと教室で教えてもらいましたが、手ろくろで口を作るのはやっぱり時間を要してしまいます。
口を何度か切っているので随分背が縮んでしまった
翌日の削りは電動で手っ取り早く
整った形に成形し、整った形に仕上げるなら手ろくろで作る意味がないと思いつつも、先ずは基本のヒモを積む練習なんだと自分に言い聞かせます。
(シッタを使っての削り)
削り終えて寂しい感じがしたので、ちょこっと装飾を施します。
削りをした日、紐づくりでもう少し背の高いものをちゃんと作って、何とか苦手意識を払しょくしたいところで、手ろくろをもうひと回し 紐づくりの上達を目指し、いつになく手ろくろを回す今日この頃。
(約850gの土で)
適当に切り取った土の量で前のより背の高いものを作ってみました。
これも必要以上に土を薄くし過ぎないよう積んでいきましたが、口づくりはスムーズには行きませんねぇ⤵
やっぱり手びねりって難しいやん
一見それなりに積めたようにも思えましたが、轆轤を回すと側面が微妙に揺らいでます。揺らぎついでに、指で模様を入れて目をそらせます(笑)
(誤魔化してる内はダメですねぇ)
底の面積が狭く、少し背を高くするだけなのに、私には難しい。
(高さ約19cm)
先日、陶芸教室の先生に私の次の課題を尋ねると、
「紐づくりで蓋物を作りましょう」とお題をいただきました。
「急須か何か?」
そう聞き返すと、まずは「梅干し入れ程度のものを」と。
教室で今度も土遊びをして終えたくないので
予習もしてみよう!
(苦手な紐づくりの"苦手をとり除きたい)
そう言えば手ろくろで蓋物なんて作った事もなければ、
そんな発想も無かった。
難易度高そう・・・
蓋の受けを作る時に手が震え(笑)、2回も作り損なってしまって
だんだん背丈が低くなってしまいました(笑)
(梅干し入れ本体)
玉づくりで本体の口サイズに合わせた蓋を作ります。
(串でサイズを合わせます)
蓋のつまみは削り出しました。
➡
自宅での予習、卓上梅干し入れ何とか成形出来ました
この後の陶芸教室では、
予習のおかげ(?)で2つ目の梅干し入れを無事作れました。そして私の知らない受けの作り方も学ばせてもらいました。(なるほどね、いいかも)
梅干し、
私の好みは甘味の全く無い、塩辛~い梅です。
焼き上がったらそれを入れて卓上に置きましょう。
陶芸、使う楽しみも待っていますよ
とは言ったものの、私、年に1~2個食べる程度なんです・・・