タデ喰う虫も好きずき
日中、晴れるとまだまだ暑い。
それでも、道端には既に秋の花が咲いています。
早春の桜もそうだけど、花を咲かせる時期をどうやって感じ取ってるんでしょうね。開花が例年より早い、遅い、などと言ったところで、1年365日の中でたった数日の違いがあるだけです。
(雲が秋の訪れを告げています)
先日、大河ドラマ「どうする家康」でも本能寺の変直後を描いた"伊賀越え"の放送がありました。
家康が命からがら岡崎に逃げ帰ったその道の一部をたどってみました。
(そのことは別の機会に)
(萩も咲いてます)
その時に、道端に秋の草花が風に揺れるのを見て「あ~、一輪挿し作りたい」と思い、その翌日に粘土を触りました。単純な思考回路(笑)
電動轆轤、久しぶりに回します。
まだまだど素人のどがようやく消えたかどうかの腕前。 久しぶりに回すと感覚が何か変(笑)
手始めは比較的シンプルなコ-ヒ-カップから。
自分の好きな形にまずまず挽けました(笑)
でも、翌日に削ってみると腰の辺りがなんと分厚いことか 挽いている時から、少し伸びないなとは感じてはいましたが・・・、こんなに厚かったとは。
カップを挽いて感覚が戻ったと勘違いしたところで、次は作るのが面白いコ-ヒ-ドリッパ-を。
これは寸法通りに挽けたけど、亀板を使うのを忘れてました。 この失敗をするのは2度目⤵
以前のそれは最後のろくろ成形だったので、そのまま乾燥させて削ったんで結果的には問題無かったんですが・・・
きょうはこれから電動轆轤で一輪挿しを作るので、このドリッパ-を轆轤から外さないと次が作れない。
花瓶なんかだと歪んでも面白いかもしれないけれど、これはそうもいかないので潰さざるを得ません
さあさあ、気を取り直して(笑)
道端の蓼(タデ)などの草花が似合いそうなちっちゃな一輪挿しを作りたい。エノコログサなんかもいいですね。
(蓼)
蓼食う虫も好き好きと言うけれど、タデ、私は好きです。 もちろん食べる話しじゃありません・・・
とりあえず一輪挿しを3つ成形しました。
電動轆轤で個性的なものを作れるほど天才的才能は備わってないので、ほんの少しだけ装飾を施します。
調子に乗ってやりすぎると失敗するので、
あくまでもちょっとだけ、ちょっとだけ・・・
つるを伸ばす様子を(笑)
成形で思い通りいかず、ダラダラと触っていたら粘土がヘタリそうで、口を作り切れずに中途半端な形になってしまった。
これは失敗覚悟で「えい、やぁ」の櫛目(笑)
途中「これいいかな?」と思ってたものがダメだったり、「こりゃダメかな」と思っていたものが感じ良く仕上がってきたりする事もあるので、このまま進めてみます(笑)
口を全部閉じて丸く挽いた球体粘土。
これを削って、ざくろの実をイメージして穴を開けてみました。
ただ、絵具や釉薬でそれを更にザクロの実らしくする知識や技能は残念ながら持ち合わせていません。
特に釉薬での失敗が多い私のことなので、最終的にどの器がどんな仕上がりになるか全く分かりません。
が、何とかなります(笑)
一輪挿し、主役の草花が挿さればさまになるんです
そのはず・・・