美味しいベーコンできた
燻製 、ベーコンの仕込み方を少し変えて作ってみた。
(出来たて)
例年、年に1~2度ベーコンを作ってますが、それなりに良い香りのベーコンが出来上がります。でも今回は更なる旨味を求めて少し"冒険"してみます。毎年作り続けるなら少しでも美味しいものにしたいので(笑)
料理が趣味なのか、それとも食べることが趣味かは? そう、どちらも好き
(作る工程はいつもとほぼ一緒)
今回何を冒険したかって、水を1滴も使わずに、ワイン100%を三枚肉の漬け込み液にしてみたんです。それと毎回唯一きちっと測っていた塩分濃度を数%変えてみた。たったそれだけのことですが・・・
ワイン通でない私にはこれで十分と思わせるチリワイン。安価で気兼ねなく料理にも使えるのでちょくちょく使いますよ。
料理酒扱いのように言いましたが、私の普段の家飲みもこれ(笑) 今年の猛暑にはビールが増えましたが、それと比べても財布にやさしいワインです。
芳醇なワイン、確かにいいけど「お値段が!」
高いワインが必ずしも美味しいとは限らないし、わかりもしない。そもそも、違いの分かる男になってからでないと勿体ない
今年も子供達からベーコン作って欲しいと要望があるし、気の置けない人へのお裾分けにも使えます。なので、私が食べるのはせいぜい全体の5%程度でも、趣味の一環として沢山の量を作る理由が私の中で消化できています(笑)
ただ、好きで燻製するとは言え、買い物時は6kg近いブロック肉を手に下げてバスや電車で持って帰るんですが、重くてちょっと辛い(笑) バスを待つ間「あ~、車でなら楽なのにな」って思います。
実は仕事を終えた数年前に思い切って車に乗るのをやめて自らこの状況を作ってます。(免許証は返納してません)
こうしてやめた理由は、
年齢を重ねれば重ねるほど車を手放し難くなる状況になって行くだろうし、家族の心配も募ることになりそうなので、車が無くても何の支障もない今の内にやめようと。
何でも始めるよりやめ時が難しいことが多いですね(笑)
今もこのような場面では時折不便を感じますが、車を使わないことに慣れたこともあって、あの時の良い判断だったと今も思っています。
三枚肉のブロックを6等分して漬け込みましたが、袋に入るワインの鮮烈な色を見た時点では、期待より不安が勝ります
(昨年 / 今年)
冒険、水を全てワインに変えたたったそれだけのこと・・・。
だけど、
相性の良い豚肉とワインなので失敗はないと思いながらも、肉の量が量なので、もしも失敗に終わると大変なので内心は大冒険。
今回は冷蔵庫で8日間寝かせ、その他に塩抜きや脱水で4日強。それからタコ糸で縛って燻すんですが、その間「おいしくなぁれ」の気持ちです(笑)
タコ糸で縛る工程。
もともと手先が器用な方じゃないので、正直この工程だけは楽しくない(笑)
(脂身もワイン色に染まり)
こうしてようやく燻す準備が整います。
ずいぶん前に作ったスモーカ-。頑丈でよく役に立ってます(笑)
70~80度で6時間燻しました。全ての工程において、冬場に作るスモークサーモンの数倍は手間と時間がかかります。
仕込みを変えたのが期待以上に不安材料になったので、味見も「大丈夫かな!?」って不安(笑)
試食、
焼いてひと口大に切ってパッと口に放りこみ・・・、ようやくホッと。
(一晩寝かせてからスライス)
思い込みかな?過去一番の出来になりました。
料理で使い分けたい4mm・8mmの2種類のスライスと、切り落とし。売るほどの量が出来ましたよ(笑)
ほんの少しの冒険でしたが、大満足のベーコン作りになりました(笑)
(発色を良くいる添加物の使用はやめてます)
おいしくいただきます