手ろくろ回して、ニラ刻んでみた(笑)

けれど・・・

 

 

 

仕事をしている現役時代は、休みの日を大事に楽しみたかったですね。外遊びする積もりでいて雨に降られてしまうと、休みを無くしたような気分になったものです。

 

今は休みに時間的な制限もありません。良いのか悪いか年がら年中お休み。それだけにダラダラには気を付けよう!そう思う日々なんです(笑) ダラダラのんびりの境目って、のんびり大好き人間の私には結構な難題。

 

 

きょうは"ゆっくり"を決めこんで、のんびりと言うかダラダラ過ごす日があります。

 

一方で、結果何をするでもなくダラダラと過ごしてしまう日もあります。

 

それは、自分の中では似て非なるもので、後者は私を少し複雑な思いにさせてしまいますショボーン

 

 

家で好きな海外の連続ドラマを一旦見始めてしまうと、あと1話、もう1話とやめられなくなる蟻地獄に陥りますてへぺろ

 

そうなると出掛けるタイミングを逃してしまったり、他のことを後回しにしてドラマを見てたりして、そんな日は満足感や充実感には程遠く、脱力感と心が空っぽに。

 

 

この間、そんなドラマをクリックしてしまいました。

(見たいんだったら本当はそれでいいんだけど)

 

案の定、次の日も朝から昨夜のドラマの続きが見たい!

 

少しでも後から来る空虚感を和らげる為に、

昨日のドラマの続きを見な・が・ら・・・、手ろくろを回して明日の予習を始めてみます。

 

今春、京都の会員制ではない工房に7~8回通いましたが、京都という土地柄、観光を兼ねた陶芸体験の方が多く、初夏を迎える頃には通うのをやめてしまいしました。

 

行き詰まりを打破してレベルアップを図りたい私。最近、大阪からも京都からも通える新しい陶芸教室にまずはお試しのつもりで通い始めました。

 

その教室にはカリキュラムがあって、明日、手ろくろで苦手なひも作りを学びます。その予習のつもりで手ロクロを回してみるのですが、結局のところ、終日ドラマを見る為の自分への言い訳かな?口笛

 

 

ドラマを見ながら、1㎏弱の粘土で中鉢を作るのに紐を積んでいきます。

 

手びねりって積んだ粘土の厚さを均一にするのが大事なんでしょう。それを意識していても思うほど簡単じゃない。それは一定の速度で回らない手ろくろの難しさかもしれません。

 

(以前に比べるとイイね)

 

厚さを揃え、水挽きしてきれいに形を整えます。でもこんな風にしてしまうと手びねりの良さを失ってしまうし、これなら電動轆轤で成形する方が簡単な気がします。

 

ただし、これをちゃんと学んできちんと出来るようになってからでないと、将来、手びねりらしい作品を作る事も出来ないでしょうね。

 

残った粘土で茶碗ビアグラスも作ってみましたが、やはり何かがまずいようで、ビアグラスのようにほんの少し背が高くなると途端に難しくなります。

 

削りでカバ-できそうですが、ろくろを回すとビールに酔ったようにグラスが揺らぎます(笑)

 

背が高く、渋い花瓶を作れるようになるのはまだまだ先のようです。

(上達したいなら、ドラマを消して集中すべき所)

 

(手前から茶碗・ビアグラス・鉢)

 

とりあえずテ-ブルに用意した粘土が無くなっても、まだシーズンの途中面白いドラマはこれからまだまだ続きます・・・

 

外もまだまだ明るく庭の緑もキレイ。このまま何もせずに夕食を挟んで夜中までこれを見続けたら充実感の湧かない1日になりそう。

 

なので、一旦テーブルの上をリセットして食事の下準備も始めてみます(笑) 

 

勿論これも、な・が・ら・・・です。

 

前日に用意してあった食材を使って皮なし餃子を作ります。

 

 

モニタ-に映るドラマを見入りながら、

基本の餡は豚ミンチと刻んだニラ2束分のみでシンプルに。ニンニクや生姜、紹興酒や塩、コショウ、ミリンに醤油で下味を。

 

この時ばかりはドラマを一時停止。

そして下味に集中!!

 

軽く水で戻した寒天を刻んで加えます(笑) 満腹感を得られるらしく、小麦粉の皮と違って太りにくく、コレステロ-ル吸収抑制にも効果的なんだそうです。

 

実感はないけど(笑) 天草、食物繊維が多く体に悪いはずはありません。

 

 

(寒天の成分表)

 

ワンタンのように、餃子も餡と共に包む皮も大好き。こだわって皮から作ることもありましたが、近頃は市販の皮でさえ包む事をしません。

 

もっぱら大手チェーン店の生餃子を買って焼くか、手間のないこの皮なし餃子ニコニコ

孫が少し大きくなったら一緒に包むのを楽しみたいですね。

 

 

好きなドラマは目だけでなく脳まで支配してしまいます。モニタ-を見つめるだけで精一杯だけど、餡を練る手や指はいつもより長く無意識に動くんですね(笑)

 

 

混ぜこんだ寒天が白く目立ちますが、子供ハンバ-グ大に丸めておいた餡に熱が入るとほぼ溶けて粘りに変わります。

 

 

熱々の陶板のままテーブルに運びます。下味がしっかりついた皮なしの肉々しい餃子は、タレは勿論、シンプルに黒酢で食べても、練りガラシを付けて食べても美味しいんです。

 

 

 

手ろくろ回して、ニラ刻んだお陰で、昨日に続いて朝から終日ドラマを見てしまった後の空虚感を味わうことは確かに避けられました。

 

ただ、こうして取って付けたようなことで満足感や充実感を味わうことはありません。

 

 

何もしなかったからといって充実感が湧ない訳でもなく、

 

忙しく飛び回ったり、

色々なことをしたからといって必ずしも充実感が生まれる訳でもなさそうです。

 

毎日が充実感に満ち溢れるに越したことはありません。でも、それを意識し過ぎてしまったり、人様と比べて充実感が"ある・ない"と思うのはそもそも違うのでしょうね!?

 

私の長いお休みは毎日を大切にしながらも、

 

よくは分からないけれど、自分の置かれた立場や、自分の自然な気持ちに抗わない自分で居ながら過ごしたいものです(笑) 

 

難しいけれど・・・