土鍋ご飯のすすめ

 

 

月並みな言葉で自画自賛。

「このごはん、ムッチャうまい!」(笑) 

 

 

 

 

最近までさほど興味がなかった土鍋。

ちょっとした事がきっかけで初めて炊飯用の土鍋をこしらえました。

 

 

 

 

メ-カ-が美味しさを追求して止まない、便利に炊ける電気炊飯器。

耐久年数と使用頻度、更に美味しいご飯が炊けるというのなら(一日あたりは)決して高くないと考えて比較的上位機種を使用していました。

 

それが功を奏しているのか、お米自身か、単に私がお米好きだからなのか、それは全く分かりません。

ただ、今まで炊けたご飯に不足や不満を感じたことがありません。

 

唯一、ヒューマンエラ-で水加減を誤った柔らかご飯はNG。

 

 

 

気分や状況によって土鍋でご飯を炊くことはありましたが・・・、

色々なもので炊いた時の出来の違いや、鍋の使用感の違いが気になりだし、今はほぼ炊飯用土鍋で炊くようになりました。なので電気炊飯器ほぼ休業中・・・

 

よく「土鍋でごはんを炊くのは面倒でコツがいるでしょ!?」って話を耳にしますが、そんなことはありません。細かなコツは要らないし、炊き上げから蒸らしの時間を入れても電気炊飯器より早い。

 

要は簡単早くて美味しく一般的に電気炊飯器を購入するより炊飯土鍋の方がうんと安い。

 

それに食卓テーブルに置くとテンション上がりますよ(笑) お店屋さんでもそんなシ-ンを見かけますね。

「わぁ~、土鍋ごはん~♪」って(笑) 

 

山奥でのキャンプで、川の水と枯れ枝で炊いた飯ごうのご飯。小さかった息子達が「おいしい」って叫んだのも、非日常の焚火や、美しい自然の味付けがあったからでしょう。

 

こびりついた米粒を飯ごうに手を突っ込んで集め食べていました(笑)

 

やっぱり視覚で美味しさUPするんです。

 

料理を盛る器にしても同じこと。お惣菜が入ったプラスチック容器そのままか、それを合う器に盛りつけるかで大違い。

 

・・・と言いつつ、

子供が巣立ってからは、時々容器をパカ♪って開けてつまんでます。それはそれで美味しく食べてますけど口笛

 

 

 

 

長男が所帯を持ったのを機に、不要になって持ち込んだ1~2人用(?)土鍋。 

 

大きくないので比較的軽いし、手近にあったのでそれに手を伸ばして炊いた時のご飯が、電気炊飯器のそれより美味しく感じなかった。

 

小さい土鍋なので炊きあがった2合のご飯でパンパン。多分、そのへんが要因かな?

 

 

一方、市販品の炊飯用土鍋(かたち好きです)で炊いたご飯は電気炊飯器より美味しく感じます。

 

 

決して自分の味覚に自信があるわけではないので、確信を得たくて2つの土鍋を同じ条件で炊いてみました(笑) 沸騰するタイミングは多少違うので、そこはそれぞれの鍋の様子に合わせます。

 

1~2人用土鍋の容量を基本に4合の米の研ぎ、浸水時間、水切り時間など共通で行い、後に2合ずつに分けました。水加減、火加減を同じにして同時に火にかけてみます。

 

結果、やっぱり違う。

香りや甘みもそうだけど、単純に何かお米の炊け方が違います。ものすごく抽象的な言い方だけど、専用の鍋の方が上手に炊けている。その違いは鍋の大きさと内蓋の有無の差かなぁ・・・

 

これをきっかけに好奇心をくすぐられたと言うか、一気に炊飯土鍋に興味が湧いて、陶芸の経験にもなるし自分でも作ってみたいと(笑) 京都の家には土鍋がないし、好奇心も満たすし、おいしい土鍋ご飯も食べられる一石三鳥。

 

 

 

 

さて、さっそく自作の土鍋でご飯を炊いてみます。

一体、何合炊きの鍋が出来たのかは分かりませんが、まず容量的に無難そうな3合で。

 

いつも通りほぼ強火の火にかけて、炊きあがり予測の少し前を目安に時計タイマ-をセット。

あくまでも目安なので最後は鍋の状態を目で判断して火を落とします。

 

(美味しくなあれの稲穂マ-ク)

 

おいしく炊けますように。

 

 

でも改めてこうして鍋を見てみると、なんか・・・、バランス悪く不細工ぅ(笑)

外蓋、頭に似合わないちっちゃな帽子をちょこんと乗せてみたような⤵

 

「出来の悪い子!」テレビドラマで観る親のひどいセリフ。

それって「一体誰の子なんだ!?」って突っ込みどころ満載なように、土鍋の生みの親は紛れもなく私てへぺろ 

 

要は容姿でなく大事なのはご飯の出来映え!、そう、中身、中身が大事(笑)

 

 

うん?

セットしたタイマ-が鳴るベル前に蒸気が勢いよく吹き出します。

蒸らしている間、ちゃんと炊けたのか少しだけ心配が過ぎります。

 

 

蒸らしの時間を経て、どきどきしながら内蓋を開けてみるとおいしそうだ(笑)

 

(この分だと4~5合炊きの鍋かな?)

 

ごはんのお供に選んだのは海苔と塩こんぶ。

 

旅館の朝食もこんなシンプルなのがいいのに、あれやこれやと盛りすぎていると思うのは私だけ? 

うん、米好きの私だけなのでしょう・・・。

 

あっ、因みにこれは私の晩御飯(笑)です。

 

今日は独りごはん、気ままに焼きたて土鍋の炊きたてご飯を食べさせてもらいます。お米っておいしいですね。

 

 

最初の数口はお米だけで味わってみます。

 

おう!甘みよし、最たるは香りが違う。大阪の自宅で使っている購入品の土鍋より"うまい" 私はそう感じる・・・(笑)

自分で作った鍋という思いがより美味しく感じさせる!?のだろう・・・

 

 

あ~本当においしい・・・

冷めても美味しいけど、食事中も土鍋のご飯が簡単に冷めることはありません。

 

三合炊いたので残りは保存食にします。

いざという時に助かるんです。

 

ごちそうさまでした。満足。

 

米粒をきれいにとった後、暫く水に浸けおいてから洗います。

 

 

後日、耐熱用粘土が余っていたので土鍋の外蓋を作り直しました。

今のより直径を2cm強小さくしました。これで少しは見た目も良くなるでしょう!?

 

 

作り直しを決めたのは、上蓋が本体上部ぎりぎりに乗っているので、外に吹きこぼれる可能性があったからです。手塩にかけた我が子の容姿を憂いたのではありません(笑)

 

 

土鍋で出来ないこと、

   ●予約炊飯

   ●自動炊飯

   ●長時間保温

 

これらを考慮に入れた上で、よければ土鍋ごはんの食卓を楽しんでみません?