楽しんで作れました(笑)

 

 

例年、ゴ-ルデンウィークに入ると間違いなく蚊が現れる。大阪のこの辺りに出るのは黒と白のしましまの"やぶ蚊"

『水コンロでバーベキュ-』のブログで少し蚊やり器に触れていますが改めて・・・

 

今年は桜の開花も早かったし、連休を待たずに出てくるのでしょうね!?

湿気と蚊もやもや、毎年何とかならないものかと思うこの時期近しなのです⤵

 

どうも私の事を想って近づいて来るようですが、彼女に好かれるのは痛し痒しショボーン

 

 

昨年、陶器の蚊やり器を作ろうと思いながら月日が流れて結局作らないままに。

今年こそは・・・

 

「蚊遣り器」の呼び名おしゃれです。いつ誰が呼び始めたのでしよう?

かつては何処の家にもブタさんの蚊やり器がありましたね。

「日本の夏、金鳥の夏」の世界。

 

 

 

 

(3月20日)

 

玉づくりで茶碗のような形に成形してから、そっと両手で歪めてやればオーソドックス?な形の蚊やり器に。

 

それにしても季節の移ろいが早く感じられます。成形時(上2枚の写真)とほぼ同じ方向で撮った写真(下の2枚)。庭の色がこんなにも違うんです。

現実はあれからひと月近く経っているのに感覚はアッという間。

 

その間、私は何をしていたのかなぁ・・・。ボーとする日もあったにはあったでしょうが・・・

皆さん「備忘録に・・・」なんて言葉をよく使われていますが、その意味が深~く分かるようになって来ました。

 

自分の中でもう少しゆっくり時が流れてくれると嬉しいんですが(笑) 

年齢を重ね、記憶力に少なからずの陰りがでてくるとこんなものなのでしょうか?

 

 

珍しく両面に苦てな絵付けをした1つがこの間焼き上がり、蚊の登場するまでに間に合いました。

  

熱に強いアルミナ棒に渦巻ぶら下げて

 

絵付けのトンボ、先日インスタにアップしたら「トンボが蚊取り線香の煙にやられてるように見えてしまいました」とコメントをもらいました(笑) 

 

確かにそう見える。いいえ、見ればみるほど目そうとしか見えない(笑)

コメントを読んでから改めて自分の絵を見たら、しっかり笑えましたニコニコ

 

 

その他、ちょっとずつ口の形を変えた少し小さ目のを4つ成形しています。

 

これらも連休前には間に合いそうです。

 

 

1つは息子の家のだし、後も全て自宅使いなんで、楽しんでトンボの絵など色々と再挑戦してみよう!?

 

土をこうしていじっている時、「いい趣味に出会った」よくそう思いながらテレビをチラ見して手ろくろを回してます。

 

明日は晴れそうだし山に行こうかそれとも・・・

晩御飯何作ろ・・・

秋田県観光、行くなら冬かな・・・

 

 

結論が出ても出なくてもどうでも良い事が、ロクロが回るのと同じように頭の中を巡る時間は好きな時間です(笑)

手ろくろは電動ロクロより難しく面白いと思うこの頃だけど、自分で回せる分、なにか雑念が湧きやすいのか・・・

 

電動で成形する時は他の事を考える余裕すらなく土と向かい合っている気がするのに!?

 

 

後から作ったの深さは十分だけど、ちょっと狭すぎたかな?

 

焼き上がりのサイズ、これより縮むのでちょっと窮屈になりそう、それでも渦巻の火は器に触れさせたくないしね。

 

蚊取り線香が左右に風で揺らいだり、線香の火が進むにつれて重さのバランスが変わってクルっと動いて器に触れそうなので、当初考えていた真っ直ぐなアルミナ棒に掛けるのはあまり良い考えじゃなさそう。

 

(イメ-ジ)

 

渦巻が左右にずれないように中央に突起のあるこんなひっかけ棒を作るか、深さに問題ないので、中央を少し凹ませた棒を作ってもよさそう。無精が大好きなので簡単な方でやってみようかな。

 

 

ノ-マルなタイプの蚊遣り器だけでは(作るのに)面白みに欠けるので、タタラで(粘土を板状にして)作るタイプの蚊やり器を作ってみました。

 

一見簡単そうに見えるタタラ作り、

乾燥の仕方で成形し辛かったり、焼いた時に反ったりと、私には手強くなかなか気難しい代物。

 

タタラちゃん、もう少し寛容になって欲しい(笑)

 

 

均一の厚さに伸ばした粘土を組み立てていきます。接着面がくっつきやすいようにその面を45度にカットします。

 

粘土が柔らか過ぎてもカチカチになっても組み立てができません。

なので水分吸収が速い石膏ボードの上で暫く乾燥させて粘土の硬さを調整しています。

 

(逆L字型に見えてる茶色のが粘土)

 

土台になる粘土と側面の粘土を水や泥などを使ってL字状にくっ付けますが、両手で真っ直ぐ支え続けるのは到底無理。

なので部屋にある発砲スチロ-ルと焼成窯の棚板の支柱に助けを求めます。

 

 

正面になる粘土の板には予め装飾しておきます。

几帳面さは微塵も見当たらないけど、それが味になる!?と信じ?て?進めてますよ!

 

そうこうしてようやく組み立てを終えることが出来ました。

屋根は裏にズレを防止する粘土を付けて乗せているだけ。

田舎にポツンと建つ、薪窯で焼くハードなパン屋さんのイメージ。

 

さて、完成間近ですが設計ミスや施工ミスだらけ。メモ帳もどきにササッと展開図を書くのは見落としが出るのでダメですね。

 

方眼紙を使ってきっちり図面を引くぐらいの気持ちでないと私の場合は!!

そう言えば以前にも木工の鳥の巣箱作りで同じ間違いを犯してます。懲りないよねてへぺろ

 

建築基準法に抵触する物件。

それには口をつぐんで外装工事に取りかかります。粘土遊びの世界で良かった(笑)

 

素焼き前、吹付塗装風に壁に粗く白いお化粧を施し、素焼き後は筆で絵具の色づけ。

 

 

 

さて最後の仕上げです。

 

(ボ-メ計で釉薬濃度が濃くないか確認)

 

今回は軽くかけるだけですが、それでも口で吹く釉掛けは貧血スターを起こしそう。

 

本物の家ように光触媒加工とはいきませんが、光沢が出過ぎないように薄めた釉薬を吹き付けて汚れ対策と強度UPを図ります。

 

ちっちやな部屋なので、1つの釉薬を大量に持てるわけじゃないので、濃さをみるボーメ計を使うのに深さを確保できるこれを活用しています。

 

ビ-カ-、フラスコでもなくて・・・、ええっと・・・。

当時、こうして名前が思い出せなく、ネット注文するのに数日かかってしまったことがありました(笑)

 

『あなたは小学5年生より賢いの』って番組、思い出せないことや、そんなこと習った?みたいな問題が出るので面白い。それにしてもパネラ-の小学生たち賢い。そして皆の受け答えの言葉も態度も素晴らしいですね。完敗、脱帽。

 

 

屋根を外して渦巻線香をセットします。

内装は手抜きです。

煙突から煙を出すので、最初に銭湯かパン屋を思い浮かべました。

結局、パン好きなので田舎のパン屋さんをイメージしたのです(笑)

 

 

 

完璧とはいかないけれど、初めての建築が一応完成ということでOK

 

さあ、これで蚊も怖くない!