本番前、一応テストをね・・・

 

 

自作のコンロでバーベ-キュ-を楽しもうと京都で作った水コンロ。割らないように重いのをさげて大阪の家に持ち帰りました。

茶色の釉薬が掛かった器に水を張り、

焼き締めた白い方の器を上に重ね、そこに炭を入れて使います。

七輪より少し上品。

 

 

庭の花が徐々に咲き始め、そろそろバーベキュ-をするのに良い季節を迎えようとしています。

 

 

アケビの花  /  リキュウバイ

 

 

南の庭のミツバツツジは一輪も咲いていないのに、北側のはほぼ満開。

 

 

この間、3男から高校時代の友人6~7人と「週末にバ-ベキュ-をするのでよろしく」って連絡がありました。

 

私が特に何をするわけではないけれど、連絡を受ける前、たまたま高圧洗浄機で庭の敷石の洗浄を済ませているし、京都で作った水コンロを持ち帰っています。そういう意味でグッドタイミング。

 

その日はその水コンロを使ってもらうつもりだけど・・・

ただ、自分で作ったものはどこか信用ならない(笑) 水がもれないか?割れないか?何より肉や野菜がちゃんと焼ける?

 

家族だけでするなら不測の事態が起きても笑いで済ませますが、息子の友達ともなればそうも行かない・・・

 

何となくそんな事が過ったので、

きょうは暖かだし、久しぶりに庭で夕食がてらにテストをしてみようって。

 

 

 

早速炭をいこし(=おこし)ます。

私が使うのは常備しているオガ炭。オガ炭は簡単に火がつかない反面、火持ちが良い!何よりはじけて飛び散ることがないのが一番。

 

以前はそれなりの炭を使っていましたが、たま~にパチっとロケットはじけるので怖いし、熱いし、危ない! また木炭は嫌な臭いのするものがあるし火持ちが良くないので、ここ最近はオガ炭一択。

 

 

長年ここでこんなことをしているとガスコンロが半分アウトに!

 

 

点火のボタンを押すとコンロのプラグから青いスパ-クが走ります。

カチカチカチカチ♪ 

しかし、音はすれど自動点火しなくなったのでマッチを擦って火を点けてます(笑) 

 

 

オガ炭も備長炭とおなじく白炭の部類でしょう。表面が白い灰に覆われます。

 

炭をいこすのと並行して土鍋ご飯を炊きました。長男が独身時代に使用していて不要になってここに持ち込んだやつです。多分一人鍋をするのに買ったんでしょう。

 

2重蓋のお米炊きの土鍋に比べると炊きあがりが劣りますが、手の届く所にあったのと、2合しか炊かないのでこっちを使います。

 

きちんと炊きあがりはしましたが、正直、このクオリティなら普段の電気炊飯器で炊く方が断然美味しい(笑) 

 

ただ、蒸らしを入れた炊きあがり時間が少し短いのと、土鍋ごとテーブルに運べるし雰囲気は炊飯器よりずっとおいしそうです。

 

土鍋もそうですがお茶碗やお皿などの陶器選びは大切。雰囲気は勿論、同じ料理の味さえ違うように感じさせる力があります。

 

そう思うと器づくりがより面白い。京都の家にはご飯炊き用の土鍋がない。私の技量では二重蓋の土鍋は難易度が高そうですが作ってみようと既に耐熱用粘土を用意しています。美味しいご飯の味を思い浮かべて作れば良いのが出来上がるはず(笑)

 

 

食事の準備中、

早く試してみたくなって、食材の中で比較的火を通しにくい鳥肉を乗せてみると、炭の状態も水コンロの使用感もちょうど良い感じOK

 

うまく焼けたようなので塩でつまみ食い(笑)

 

 

前にもどこかで書いたけれど、炭焼きで私が美味しさの違いを感じるのは魚、鳥、牛肉の順番です。炭火で焼く脂の乗った秋のお腹ぷっくりサンマには高級な牛肉さえ敵いません。

 

近年の不漁、更にサンマ漁獲量枠日本25%削減が決まったとニュースが報じます。

はてさて、今秋は美味しいのを安く口にできるのでしょうか?

 

若い時には肉があればそれだけで十分でした。というより、それだけが良かった(笑)

年齢の割に今も肉類は好きですが、

年齢を重ね重ねて(笑)食べる幅が広がった?のでしょう。

 

 

バ-ベキュ-らしいものを焼いて時が進み、火がすっかり落ち着いたのを見計らって網に乗せるのは、絹揚げと鰯のみりん干し。

 

若い時には見向きもしなかったこういう物がちょっと食べたくなるんです。みりん干しは手早く、絹揚げはじっくり仕上げます。

 

 

 

側面に穴を開けた下の水鉢にはほぼ1リットルの水が。炭は網に触れるほど入れておおよそ2時間強の食事に水の補給は不要でした。そして、上下の器の間に隙間を設けたので、水の残量を確認するにも補充するにも炭が入った器を持ち上げやすい⤴

 

お腹いっばいになったテスト結果は、なかなか使い勝手が良さそうです(笑)

水コンロの出来映えに満足して「ごちそうさん」。

 

火消壺で火の始末。

 

 

例年5月に入ると、私を大好きなが現れ始めます。なのでバーベキュ-で忘れてならないのはコレ!

流れ星庭での食事には金鳥の蚊取り線香は欠かせません。食事を始める30分前には4~5か所にセットし、蚊には早々に退席してもらっておきます。

去年、作ろうと思いながら作れなかった蚊やり器、

今年は手びねりで作り始めてます。

蚊が出てくる頃には数個焼き上げておきたいですね。

桜の開花と同じで、奴らが現れるのも例年より早いかも・・・!?

 

 

この水コンロ、大きさ的には30cmの網がピッタリですが、41cmの網を買い足しました。焼けた肉を次々取り皿に入れるのも、入れられるのも何だか気ぜわしいもんです。

 

大人ばかり数人で囲む場合は必要ないですが、人数が集まり、孫たちも食べるようになると便利かなって。

 

焼けたのを一旦炭から外れた網の縁に移動させれば、焼き過ぎも防げて、同時にそれぞれ自分勝手に取ったり冷ましたり出来るはず。若い人が集まればきっと網いっぱい一度にドサッと焼くでしょうし!?

 

 

息子の同級生が集まる当日、

準備を少しだけ手伝い、去年観たトップガン以来の映画館へ出掛けます。

若いみなさん、私の水コンロを囲んで・・・、

        いやいや、肉を囲んで楽しくやってちょうだい(笑)