大きいの作るの難しい

 

庭でのバーベキュ-用に七輪も使いますが、

お客さんと楽しむ時には少しだけおしゃれな水コンロを使います。

 

市販品の陶器の水コンロ、ちょっと年季が入ってきてるので2023年の"陶芸初め"で作ってみることに。

 

 

(愛用している市販の水コンロ)

 

水コンロは外側(上の写真右)の器に水を浅く張って、釉薬を掛けていない焼しめの器に炭を入れ重ねるようにセット。その上に網を乗せて使います。陶器なので七輪にはない上品さがあります。

 

(炭を入れる部分)

 

簡単に「作ってみる」と言ってはみても、普段からほぼユーチュ-ブの通信教育、勝手に受講生の身です。開口部30cm、深さ11cmの大きさの鉢を作るのは初体験。

 

なので、粘土の量の見当もさっぱり???。作る前からつまづきます。

 

考えていても答えが出るはずもないので、全くの勘で粘土の量を決めて外側の器から作り始めます。成形する形はトンボでこんな感じ。

 

(底と開口部、深さはこんな感じに)

 

「もう少し粘土が欲しかった」粘土を引き上げる腕もないので、そう思ってももう手遅れ。そこを何とかと思い無理すると粘土がよれて・・・無残な形に⤵

 

あ~あ、上手な人ならきっとこの土の量でも作れるんでしょうが仕方ありません。

 

改めて粘土を増やして再トライ。

 

今度は目標の深さを何とか確保できました。その後、形を整えます。出来た(笑)と思ったのは束の間。形ばかりに意識がいって、深さがいつのまにか足りなくなっていたのに気づきませんでした⤵

 

 

これでは内側の炭を入れる器が水に浸かってしまいます。これ、剣山でアヤメでも生けたら似合いそうですが、この土は耐熱粘土なのでやはり目的通りに使いたい。

そうなるとまた潰すしかないよなぁ⤵

 

 

今年初めての作陶が泥遊び・・・

これでは悲しすぎる・・・

 

 

やっぱり陶芸のイロハから誰かに教わる必要があるのでしょう。そんなことを思いながらも、今年の出だしがこれでは投げ出す訳にもいきません(笑) いつもならば落ち込んで日を改めるところですが・・・。

 

 

冷たくなってしまった水と落ち込んだ気持ちを入れ替え、潰した粘土を練り直して今一度。三度目の正直。

 

今回は更に粘土を増やし、分厚く作ってあとで削ることに。無骨でいいので目標のサイズが最優先。

 

(お化け洗面器?)

 

色々もたついてしまったおかげでお腹すいた(笑) 外側に続いて内側の器も作っておくと段取りが良いのですが、ここは晩ゴハン優先。

 

 

翌日、ある程度の硬さになったので厚みをある程度残すよう削ります。

 

 

粗削りでも味が出そうなのでそのままにして通気口を設けます。電動ドリルを試しに使ってみたら楽で簡単。これっていいですね(笑) 穴をあけ終えたら足をつけて仕上げとします。

 

 

 

 

 

お次は内側の炭を入れる器を作ります。縁を倒す位置が高すぎて今度は逆に深さが残り過ぎました。考えてやってはいるんですが・・・。それでもこのまま進めます。

 

 

通気と炭の灰が少し落ちるように、穴のうちの半分は少し大きめの穴をあけました。一番太いドリルの刃は木工用しかなかったけれど、粘土は柔らかいので何の問題もない!

 

 

炭火から少し離して網を置くため、1.5cm厚のサクラの形に抜いた網置き台を4つ取付けます。円盤状の下部にも同様に高さ調整と、バーベキュ-途中でも水の確認に取り外し易いように2cm厚のものを取付ました。これ、功を奏するかどうか?

 

素焼き前ですが、こんな感じに仕上がりますよ。手持ちの市販品より水も炭も多く入りそうです。

 

庭のミツバツツジなどが咲き乱れる頃に実践デビュ-の予定です。花の咲く時期と皆の予定が揃えば嬉しいですね。今から春が待ち遠しい(笑)

 

花より団子。集まった皆は食べることに夢中でしょうが、私は使い勝手が良ければきっとハッピ-になれるのでしょう。

 

 

こんなのを作っているとどうしても焼肉が食べたくなって、

大阪の用事で出かけたついでに、お一人様でも寂しくなく食べられる大阪南のお店へ。久しぶりに来ましたが、ここは真っ黒な七輪が似合って、水コンロなんかよりも食欲をそそります。私も花より団子かな(笑)

 

 

陶芸、難しいけれど楽しいですねグッ