楽しみ2つ

 

大阪に居る時は二上山や金剛山、葛城山などの奈良や和歌山との境にある低山ハイキングを楽しみます。緑やお弁当、帰りの生ビール生ビール生ビールが楽しみですが、介護を必要とする17歳の愛犬が待っているので今はお預け中(笑)

 

 

この日は今朝方までの雨と無風でガスが消えることがなく神秘的。

 

 

ハイキング、楽しいことが色々待ってはいますが、登るしんどさは残念ながらつきまといます。

 

そんな中でも金剛山には週に1~2度、多い時で3度(たま~に)登ります。

 

頂上は1.125mですが、登山口がすでに標高600m近くなので実質は500mほどを登るだけです。私は物足りない人をよそ目にそれで十分満足していますが(笑)

 

 

 

山の中腹辺りとは違い、山頂付近は落葉がかなり進みました。先日から、そんな中の楽しみの一つに、陶芸で使える落ち葉を拾うことに目が行き始めています。特に、"コハウチワカエデの木が好きなのでその葉を拾うのがこの日の楽しみの一つ。

 

 

自宅には普通のハウチワカエデが植わっていますが、小鉢や取り皿レベルの大きさの器の模様にするには、葉自体が大きすぎるのでコハウチワカエデがちょうどいいのです。ただ、ヒラヒラと舞い落ちる時に既に傷んでいるもの葉も沢山。

 

 

その他、使えそうな葉も拾って帰ります(笑)

 

こうして手に取ってみると「このイチョウの葉、なんか変」。イメージしている形とは少し違い、イラストで描かれたりする切り込みが無いので違和感を覚えます。

 

イチョウに雌雄あることは知っていましたが、見分け方は、切り込みが少ない葉の木が雌で、切り込みがあるのが雄なのだと・・・

 

自宅に帰ってインスタグラムを開いてみると、たまたまそのことを書いてられる方がいて、「なるほど」と腑に落ちました。多分、これ雌の木の葉なんですね(笑) イチョウなんてあちらこちらにあるのでよく知っている積もりでした・・・

 

普段、何気なくしか見ていないことって多いけど、結局こうして何も知らないままに通り過ぎて来たのでしょうね。そういえばイチョウの花も見たことないな・・・

 

 

 

拾って来た葉を模様にした取り皿づくり・・・

高台の無いお皿の裏に粘土を

 

大阪の家では食卓の上に養生テープを張り、限りある道具や代用物で陶芸を楽しみます。

 

まずは陶芸を始めた頃に作った赤いプチトマトが似合う小皿を型代わりして、タタラ状の粘土でベースのお皿を作ります。猪口のようなミニ小鉢をシッタ代わりにして、弓を器の型に沿わせて余分な粘土を切り落とします。

 

でも、タタラづくりで型に合わせて切る経験不足がもろに露呈します。型に沿わす弓の角度でお皿の形や雰囲気が変わります。特に1枚目に作ったのはダメでした。一定の傾きにしないと!

 

そして、ドライヤ-で少し硬くしてから型から外しますが、微妙に乾燥度合が異なるので、外してからの口の広がりも少し違ってきました。

 

お皿、重ねることができる・・・?

たたら作り、理屈では同じ大きさのお皿を作るのが一番簡単なはずなのに・・・

 

 

本当は5mmのタタラ粘土に葉をロ-ラ-で押し付けてから成形したかったのですが、誤って先に成形してしまいました。なのでお皿に落ち葉を置いてハケで白い化粧を塗るだけにしました。

 

コハウチカエデとモミジ(右上の1枚)の模様

 

素焼きを済ませたら部分的に薄い呉須をスポンジで叩いて少し装飾してみましょうかね。

 

 

花をいける器もタタラで

フチは手で立ち上げて器に

 

葉脈がしっかりしている葉をタタラの粘土にしっかりと押し付けて葉の模様を付けましたが、作るのは一輪挿しの器。底にある模様は結局水に沈み、更にその上には粘土に穴を開けた剣山の代わりのハナタテを置くので、葉模様付けた意味が無い(笑)

 

 

 

花器の3つの内1つは水挽きした後にナイフでカットして形を仕上げます。もう一つは手びねりで指跡も残したまんまに。

 

 

 

左の2つは器と花を挿すハナタテをセパレ-トにし、右1つは器に固定してみました。ミスタ-ドーナツのポンデリングのようなのは、少し賑やかにしたい時に一度に数本挿せるようにして。

 

 

 

剪定した数日後だったので、作った器に入れて似合いそうな容姿のものが無かったけれど、一輪挿しの役目を果たすかどうかを見たかったので、刈残したのを庭から持ってきました。

 

 

 

秋の名残、咲き終えて花が変色したフジバカマの花

 

 

こっちは一輪で

前後左右非対称。私はこんな風が性格に合っていますが、落ち着かないと言えばそうも見えます(笑) 次は型紙を使って左右だけは対称の器を作ってみましょう。

 

 

お正月の部屋を飾ったり、お重を彩る千両。垂れ下がって見た目が良くない枝を一足先に切ってきました。

 

今年の千両、葉も痛まずに青々

 

一輪挿しの器は口を狭くするものだと思い込んでいましたが、京都トレイルのウォーキング途中に立ち寄った陶器のお店で小さなハナタテを見かけて「なるほど」で試しに作ってみました。

 

こうして花を仮置きしたものを見ていると、口の広い器に一輪の花が凛とした様子で立っている方が私は好きかもしれません(笑)

 

 

 

相変わらず、登ることが好きになれないハイキングですが、同じ所に何度行っても、季節の肌感や、自然の表情でたまたま見かけるものや、初めての出会いもあって新鮮な感動が楽しみです。

何の実? / ヤマドリ

 

陶芸と合わせてハイキングもこうして今しばらくは続けられそうなのです(笑)