北白川~比叡山 (7/25)
今回は北白川からスタートし・・・と言っても、その今回と言うのが先月の25日の話です。ブログに書くと云うのは予定通りに進まないものですね。サッと書ける時もあれば、何日かけても"何だかなぁ"で終わりボツにする事も多々。日記的に始めたけど、ブログで自宅陶芸の時間が少し削られているような。少し考えなきゃ・・・
改めて、前回の続きの北白川からスタートします。
前回はここで終えて市バス(230円均一)で京都の家まで帰りました。
その逆に今日のスタート地点のちょうどまでバスで戻ってこれます。京都一周トレイルはこうして何回かに区切って歩くのですが、便の悪い所は少ないですが、交通の便の良いところで区切るのがやはり効率的です。
今日のスタート地点
少し話は飛びますが、京都市が財政難だそうです。「京都に移住しても良いかな」って思い始めた矢先、テレビのニュースで初めて知りました。地下鉄東西線の収支が悪く、その建設費が重くのしかかっている問題。そして、京都市はお寺や学校が多く、加えて、観光客激減でもホテルの数は未だに増え続けています。景観問題で背の高いマンションも建てられず、こうして京都市内に住める環境が少なくなれば必然的に家賃が高騰し、周りの市に移住される方が増えているように聞き及んでいます。本当の原因がどこにあるのか知りませんが、複合的に京都市が財政難に陥っているとは驚きです。
バス代ひとつ取っても値上げするように聞きますし、その他の住民サービスの低下も招いて行くのでしょう。
あ~、暗いくらい・・・、そんな余談は横に置いておいて。
きょうは雨が降る心配もなく、天気予報を信じて予定通りに出発。
明るい陽射しの中、北白川のバス停で降りてまずは瓜生山に登ります。
途中には「白川石」の石切場跡があり、その石は京都の灯篭や庭石、石仏、石鳥居に用いられているとあります。また、砕けた白川砂は枯山水庭園に欠かせなかったと。
今までの観光で目にした中に、この山から運び出されて作られたものがあったかもしれません。
瓜生山(301m)の山頂。北白川城本丸跡とあります。足利家や三好長慶、松永久秀などが攻防を繰り返したとあります。乱世の時代、やはり京が都だったんですね。
私がこんな倒木を見て何を考えるか・・・
どうでも良いことですが・・・、
一番に考えるのは「私の足でまたげますように」です。ちょっと無理してでもギリギリまたげないのが最悪。またげないとなれば倒木の下をくぐるしかありません。ところが、しゃがむとそれなりの私のお腹が肺を押して息苦しい(個人事情)。そのうえ、背中のリュックが枝に引っかかろうものなら、「勘弁してぇ・・・」ってポロリ、口からこぼれてしまいます(笑)
木の合間から見えました。「あれ比叡山?」
京都トレイルの東山はこのような馬の背の道が多いですね。
馬の背、比較的平坦で風が抜けるところが多いので好きです。
山肌が茶色く見える所は、京都五山の送り火の妙法の「法」でしょうか?
京都五山の送り火というのは東の「大」から反時計回りに「妙法」、「船」、「大」、「鳥居」からなります。
ただ、大が二つあることをご存じない方もけっこういらっしゃるようです。多くの方が知っているのが東側の銀閣寺近くの大ですが、西側に金閣寺近くの左大文字と呼ばれる大があります。
京都の方は、五条坂近くの六道珍皇寺の六道参り(8/7~8/10)であの世からお迎えしたご先祖様の魂を、送り火で再び送り出されるのです。8月16日、午後8時に最初の大に点火され、5分おきに次々点火されて行きます。
数年前のことですが、何処だったか忘れましたが、私が寺社の一般公開を見学していた時に、西側の左大文字の近くの観光から来られたとみえるご夫妻が東側の大を間近に見られ、「さっき見えた大文字からタクシ-で結構な距離移動したはずだけど、何んでこんなに近くに大が見えるの?」と不思議がられていました。それは流石に教えて差し上げましたが、「そうだよね(笑)」って、やっと腑に落ちたご様子でした(笑)
私の背丈ほどの高さに掛けられた橋。
落ちても命に別状はなさそうだけど捻挫は避けれそうにない。はっきり言って「怖い」。水かさが増し濁流になっていたら、間違いなく引き返してますね。どうせなら、真ん中にもう一本通してほしかった・・・。それより相方のように下に降りて渡れば良かったな(笑)
途中、平坦で幅の広い歩きやすい道が続くのですが、きょうは風が全くと言ってよいほど無い!。無風。天気はある程度確認して出発しますが、風速にまで目をやることはありません・・・、「暑い~」
結界跡
邪悪な物を入れないための結界だったのでしょうが、神秘的。安倍晴明?
いつの間にか街並みが小さくなりました。
昨年と同じ道を来ましたが、昨年はさほど辛さを感じなかったと思ったので、ペットボトル2本のお茶を飲み干てしまうほどになるとは、今回は用心していませんでした。そう言えば昨年は4月頃でした。そして私の年齢も1つ若い(笑) とにかく暑さに閉口したハイキングでした。
登りきった所にケープルカ-の駅。
疲労困ぱいの顔で記念撮影
実際、歩いた距離が6.2kmと少なく、登った高さの累計も790m。体力に自信があるわけじゃ勿論ないけどこんなに疲れるとは、暑さをなめてはいけませんね!
そうそう、前回の時はこの叡山ケーブルが運行時期(冬場~春先まで運行してません)の少し前で運休していて唖然としたんでした。知恵を巡らせて、運行している坂本ケーブルを使って京都と反対の琵琶湖側に下りました。歩いて下りなかったということは、記憶がとんでいるだけで、前回もそれなりに辛かったのかもしれませんね(笑)
ハイキングより川遊びの方が長生きできそう(笑)
叡山電鉄の八瀬駅。何か味のある駅舎が好きです。
ここから2両編成の叡電に揺られて出町柳まで出ます。そこから京阪電車に乗り換えるのですが、下界の暑いこと暑いこと!
終点となる出町柳の駅は世界遺産の下鴨神社の辺りに位置しますが、鞍馬方面から流れる加茂川と、この八瀬から叡山電車と共に下る高野川がこの出町で合流し、有名な鴨川となります。同じカモガワ、加茂川、鴨川、ここ出町を境に字が異なるのです。
さて、次回は比叡山~大原のハイキングですが、少し風速も参考にしてでかけましょうかね!?