ぼく?

 

 

(・・・続きです)

 

静岡県知事がリニア新幹線トンネル工事の認可を頑なに出さないようですね。物価高の昨今、もたもたしていて将来の運賃に響いてこなければ良いのですが。両者、落としどころを早く詰めてもらわないと、大阪までの延伸が命ある間に実現するのかどうか、更にさらに怪しくなってきます(笑)。

 

そんなリニアモ-タ-カ-、わくわくして乗り込みます。発車して暫くはタイヤで走行し、時速150kmに達すると浮上走行に移ります。すると下から伝わる小さな振動が無くなりました。(線路がないから鉄道とは違うんだ!今更?)

 

将来、全線開通した後も私が旅を続けられていたなら、そしてどの列車を使っても同じ目的地の旅先に着けるなら、在来線、新幹線、リニアのどれを利用するか!?

 

試乗を終えた直後の感想は「将来の旅でリニアは使わないかなぁ」でした。

 

それは、トンネルが多くて車窓からの景色が楽しみ難く、スピ-ドが売りものだけのあくまでも移動手段の一つとしか思えない列車にそう感じたからです。

 

(通過、「あっという間」とはこのことです。)

 

ただ冷静になって考えてみるとリニアの旅を選ぶかも(笑)。その頃に普通列車の旅は体力的にもう無理だろうし、もしもリニア新幹線の運賃が東海道新幹線と大差がないなら、リニアでの旅行ってほんとメリットが大きそうですもんね。

 

大幅に時間短縮が図れた分、その全ての時間を観光などに使える時間が増えるんですから。今はゆっくりお酒を飲んで晩御飯を食べてから新幹線で大阪に帰るなんてちょっと厳しいですが、リニアなら品川を夜の10時頃に出発さえすれば、十分電車が動いてる時間帯の大阪に帰って来れるんです。

 

かつて家族5人が学校や仕事を揃って休める暑いお盆、大阪-博多、九州、四国、中国地方を毎年「青春18きっぷ」を使って旅をしたものです。

JRで利用できるこの切符を知ってる方も多いでしょうが、入場した当日内であれば1日当たりが確か2.100円'(当時)×5回(人)分が1枚の切符になって10.500円で、一般列車乗り放題という安さでした。

 

普通乗車券だけで乗れる列車にしか乗れないという制限があるので、朝早く大阪を出発しても博多に着いたのが夜も遅い時間だったように記憶しています。ほぼ1日電車に乗っているとなるとそれなりに体力がいりましたから、私も若かったんです(笑)。

 

東海道新幹線開業時当時の0系新幹線や次の2階建ての車輛をつないだ100系新幹線には食堂車がついていていましたね。

今は走っていない0系

 

私が利用していた頃、確か帝国ホテルと日本食堂(だったかな?)の2社が別々の列車で運営していたと思います。夕刻ともなれば出張帰りの人の人気も高かったですね。

また、泊りの出張を少なからず楽しんでいた(?)昭和のサラリ-マン諸氏は、新幹線のスピ-ドアップと共に日帰り出張が可能になり、肩を落としタメ息を漏らしたとか、漏らさなかったとか・・・(笑)。

 

大阪東京間が長い間3時間10分で結ばれていた時代から、今は2時間30分もかからないんですもんね。

それがリニアになるとまたその半分程度の時間になるそうです。すると、大阪から東京も通勤圏内になるんですかぁ・・・。所要時間の短縮とともに列車の付加価値や贅肉が削ぎ落されていくような気がしてなりません。

 

車内のワゴンサービスさえも無くなってきました。忙しくよほど時間の無い方以外は、車内で食事を摂るシ-ンすら見かけなくなりそうな気がします。

 

新幹線で販売している濃厚で美味しいスジャ-タのアイスクリ-ムがリニアの車内で買えたとしても、柔らかく食べごろにならない内に目的地到着。なんてことにも(笑)。

 

旅気分を味わえないと感じたリニアは乗りたくなくて、ローカル線が楽しいです。旅には新幹線とローカル線の組み合わせが一番だろうと結論づけて書き始めたのですが、逆にリニアに乗っているのほんの短い時間ぐらい、移動手段に旅気分を求める必要もないのかなって口笛

 

その時その時の状況や都合、その時の気分で自由に列車を使い分ければ良いのだということですね。そんなこと普通の人達は普段から普通にそうされてますキョロキョロ。まっ「鉄道の旅を楽しみましょ」ってことでお開きに(笑)

 

私の名前、やっぱり「てっちゃん」?ウインク