でも、プチプチが・・・

 

基礎もしっかりしていないのに、趣味の陶芸を始めると色々な物を作ってみたくなるんです。お茶碗からはじまり、コ-ヒ-カップにお皿へと。そして花入もその一つ。

洋花は詳しくありませんが、山や野に咲く花や木々は若いころから好きで興味がありました。でも残念ながら部屋に花を飾る習慣や発想もありません。ところが自分で花瓶を作ってみると、当然花を入れたくなりますよね(笑)。水槽を買ってきて水を入れていないようなものですから。そりゃ魚も入れたくなります。こういう私みたいなのは本末転倒だと言われるのでしょう。

 

ラップの芯に土を巻いて作った細い筒状の花入れ。

 

存在感が薄い無機質な器にも花が入ると季節感が生まれます。

 

そして、白いクロスの殺風景な階段の先がホッと落ち着きました(笑)

陶芸ができる小さな部屋がある京都の家では、花束が入るような花瓶も徐々に増えていきます。来客があれば、ここにも、あそこにもと花瓶を置き、それに似合いそうなものを選びに近くの花屋さんへ(笑)。けっこう選ぶのは楽しいものです。持ち帰ると味気ない空間がいっぺんに華やぎます。「やっぱり部屋には花があるといいよなぁ~」その時はいつもそう思うのです。

 

ただ、家族と過ごすだけの時と言えば、花を入れ続けるのが「勿体ないかぁ」という気持ちがプチプチと小さな泡のように湧いて来るんですよね。打ち消しても残念ながらすぐにプチプチ(笑)。(上の3枚目の写真は、現在ドライフラワ-になってしまったもので数か月が経過。赤い実がちょっと落ち過ぎだ)

 

なので、そこそこ花が入ってしまう花瓶作りはほどほどに、入れる花のコストを加味して、一輪挿しをたくさん作ろうかと考える今日この頃なのです(笑)

脇役にされることが多い比較的安価で長持ちするカスミソウ、我が家では主役に抜擢しましょう(笑)

都心から離れ、本住まいにしている不便な大阪の家のように、庭で季節のものが摘めれば良いんですが、京都の家の周りは草花が少なくてそうもいかないんです。一長一短、便利はいいんですがもう少し自然がね。

 

価値観や金銭感覚、嗜好品の好みなんかは人それぞれ。現実の自分と正~直に向き合ってみれば・・・

 

やっぱり花より、

に走ってしまうかな(笑)

 

こういう時間、「プチプチ」来ませんから(笑)