3打数1安打(?)
二人目の孫の誕生が間近に迫り、2歳半の初孫を長男夫婦からしばらく預かります。両親と離れても、私や妻を泣いて困らせる事もなく比較的やり易い子です・・・。
預かって2日目、一緒に楽しもうと嵐電(らんでん)に揺られて東映太秦(うずまさ)映画村に(笑)。最寄りの太秦広隆寺駅に到着。奥に見える緑と電車越に見える山門屋根の場所が広隆寺。聖徳太子から賜ったと伝わる弥勒菩薩像をご本尊とし、飛鳥時代建立の京都最古のお寺だそうです。ジジ、ババにとっては興味深い所ですがそこはさすがにスル-。
映画村、3歳未満の入場は無料(笑)、私と妻のそれはそれなりに・・・
孫の目に飛び込んでまず興味を引いたものが、「うそぉ~・・・」
いま乗って来たばかりやん・・・!?
そしてここから離れるはずもなく、20分ほどお客さん役と運転手さん役を交互に孫から仰せつかります。
明治を駆け抜けた路面電車。(精巧なレプリカ)
時代劇にも使われた江戸風情のセットも、
お侍さんにも、
全く興味なし。なんか孫が不愛想で申し訳なく。
3人の子供たちを育てた自負があったのですが、如何せん遠いむかしのこと・・・。そういえば息子たちもこのような年頃は皆こんなものだった。ここに来るのはもう少し大きくなってからだったかぁ・・・。自分の選択ミスを悔やむも時すでに遅し。
そして私もわたし・・・、おもちゃ一つ買うのを条件にして、それらしい場所で写真を撮らせてもらったのが唯一この1枚。この子の親にはこれで今日の報告としましょう。「楽しんできましたよ♪」って。
結局、そんなこんなで1時間半足らずで出口をあとにすることに。ジジとババは気を取り直して、彼の好きな観光列車に乗せることに。
再び嵐電に乗り、嵯峨野観光鉄道のトロッコ嵯峨駅に向かいます。JR山陰線の複線化で使わなくなった線路や沿線の植樹など自社の社員さんを中心に再整備し、観光資源として復活させています。帰りは船頭さんの操る船で保津川を下って、嵐山の渡月橋近くまることもできます。
せっかくなので小人運賃を払って子供の席も確保。
「列車の中でたべような」って、
有名な鳩サブレにあやかったような「京都鴨川 鴨サブレ」(鴨の形)を買って、ワクワクな気持ちで列車の到着を待ってます。そりゃうれしいでしょ!
トロッコ列車に乗り込んで、さぁ出発
動き出すとすぐに「車内での食事などはご遠慮ください」のアナウンス。
事情が分からずにお菓子をせがむ彼に、「食べられない」ことを通訳するのはこの私。損な役回り。案の定の大泣き。そしてそのまま膝の上で深い眠りについてしまいました。指定券も要らなかったよね・・・。
結局、亀岡の駅で下車することもなく、復路をたどります。
風や景色、トロッコのガタゴト感で観光気分を味わったのは守役2人だけ。
最初に出発した駅に戻ったところでお目覚め、
下敷きになっていた耳を真っ赤にして、駅のコンコ-スで機嫌よくサブレを食べてますいい夢でも見ましたか?
遅いお昼ご飯。
ここにきてようやく・・・昼ご飯を一緒に楽しむことができました。私達と孫が、同じことで一緒に楽しむことができるのは、例え食事の一場面であても喜ばしいことです。そういう意味で、何とか3打数凡退をまぬがれた一日でした(笑)
終わり良ければ全て良しと。