伏見桃山駅-大岩山-稲荷山

 

 

昨年に続き、再び京都一周トレイルを細かく分けてのんびり歩きます。昨年は自分の体力に合わせて、確か7~8回ぐらいに区切りました。今回は更に区切るかも(笑)

(伏見桃山から比叡山、大原、鞍馬を経て、高雄、嵐山、苔寺に至る全長約83.3キロのコース)

 

スタ-トは京阪電車の伏見桃山駅です。街中を抜けて大岩山に向かい、そこから京都市東側の大文字山や比叡山を北上していきます。

因みに、京都市内から山が見えないのは南側だけ。なので、京都市から見える東側、北側、西側の主に低い山道が京都一周トレイルとして定められています。

出発点からスタ-トするとすぐに御香水で有名な御香宮(ごこうのみや)神社の鳥居をくぐります。良い水がこの地に湧いたので伏見の酒造りが盛んになったのでしょう。酒は水が命といいますもんね。

参拝と見学を済ませ、東山連峰の南端に位置する大岩山を目指します。山と言っても標高182m。途中、桓武天皇御陵の参道を抜けます。御陵近くは車や町の雑踏から離れ、鳥のさえずりと、風にこすれる木の葉の音だけが耳に届きます。風はカラッと爽やか(笑)

秀吉が築城してから徳川家が建てた3代目となる伏見城。今は城内に入ることはできません。

お城に併設されていた京都の子供達が遊んだという遊園地「キャッスルランド」も今はなく、跡地は運動公園になっています。時代は人の思惑を気にせずにどんどん流れて行くものですね。

豊臣時代の伏見城、この城の周りに大名屋敷跡が点在していたようです。この辺りが黒田長政の屋敷跡近くとあります。道中、東伊達町?って町名も見かけたような!?正宗の屋敷があったのでしょうか?天王山の古戦場跡や明智光秀が命果てた小栗栖にも近く、戦国の歴史が色濃く残る所です。

竹林を抜けて整備された坂道を登り切れば大岩山。200mもない山頂から天王山や愛宕山を望むことができます。この季節ともなると日差しが強い💦

 

お茶休憩して、ここからは山道を下ります。

途中、数々のお社があり、何度となく鳥居をくぐります。

大岩神社の立派な鳥居。堂本印象寄贈とあります。立命館大学の衣笠キャンパスの向いに京都府立堂本印象美術館があるのをバスの中から見たことがあります。私は知りませんでしたが、大正~昭和初期にかけて活躍した日本画家だそうです。それにしてもすごい鳥居です。

ユキノシタとヘビイチゴのような鮮やかな実、何かな?

 

両脇、よく手入れされた畑に出ます。

タケノコの畑ですね。こんなところでとれる朝採りの白い筍はお造りにできたりします。結構値も張るけど美味しいですよね。私は何といっても木の芽和えですが(笑)

 

きようは色々としたいことがあって、お昼をまわってからのスタートに。そして道中何だかんだと腰を落ち着けて見いっていると、結構いい時間になってしまいました。陽が長くなったといえ、ちょっと先を急がないと・・・

 

稲荷山、表参道からではなく違うところから登ります。

低い山とは言え、私には十分しんどいのです。

鳥居が見えた、ホッ・・・。

神様の使い、キツネがくわえてるのは巻物。巻物は仏教の経典だそうです。色々なキツネが色々なものをくわえているようです。お参りしながら、そんなのを見つけあるくのも面白そうです。

千本鳥居をくぐるのですが、実際はどれだけあるのでしょうね?

今日は東福寺の駅に下りました。老犬の待つ家路を急ぎます。続きはまたこんど同じ駅からスタートです。